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R&B 45

Jackie Wilson - Doggin' Around / Night

1960 USA Original 45rpm Record [BRUNSWICK/9-55166]

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サム・クック、ジェームス・ブラウンと並び、USソウル史における最重要人物といわれる重要R&B~ソウル・シンガー/ジャッキー・ウィルソンが、1960年3月にBRUNSWICKレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・トップ100チャートで最高15位、ビルボード・R&Bチャートでは3週連続1位を記録しました。

レナ・アグリーによって書かれたポップ・バラードで、ディック・ジェイコブスが指揮する上質なオーケストラ・サウンドに乗せて、ジャズ・ボーカル・スタイルの歌唱で情感豊かに歌い上げる60's R&B・クラシックスです。

1983年、ボーカルトリオのクリークは、「ストップ・ドギン・ミー・アラウンド」というタイトルのカバーバージョンを発表し、ビルボード・ホット100チャートで最高50位、ソウル・シングル・チャートで最高2位に達しました。



裏面も大ヒットしており、ビルボード・トップ100チャートで最高4位、ビルボード・R&Bチャートでは最高3位を記録しました。

カミーユ・サン=サーンスのオペラ「サムソンとデリラ」のアリア「あなたの甘い声に私の心」を基にしています。ジョニー・レーマンが歌詞しました。弦楽器によるワイルドなオーケストラをバックに、ジャッキー・ウィルソンお得意のオペラ唱法を遺憾無く発揮して成功した好例です。

ジャッキー・ウィルソンのバラード盤シングルでは完璧な2サイダーでおすすめです。

コンディション:NM/NM
マトリックス番号:45 108409 8 / 45 108733 1

アーティスト【ジャッキー・ウィルソン】















Jack Leroy "Jackie" Wilson, Jr. (June 9, 1934 Detroit, Michigan, U.S. - January 21, 1984 Mount Holly, New Jersey, U.S.) R&B~ソウル・シンガー、ソングライター。サム・クック、ジェームス・ブラウンと並び「3大ソウル」と称される超大御所。また「Mr. エキサイトメント」や「ザ・ブラック・エルヴィス」といった愛称でも親しまれた。16歳の時にアマチュア・ボクサーとして活動。その後ボクシングから音楽に興味が変わり、地元のクラブでソロで歌った後に、リーヴァイ・スタブスらと共にR&Bグループ/ザ・ファルコンズ(The Falcons)(有名な同名グループとは別)を結成して活動。間もなくジョニー・オーティスに見出され、ザ・ミッドナイターズの前身となるR&Bグループ/ザ・スリラーズ(The Thrillers)にメンバーとして参加。その後もデトロイトのクラブを中心に活動し、1953年にはクライド・マクファッターの後釜としてR&Bグループ/ザ・ドミノス(The Dominoes)に正式に参加。1957年にソロ歌手へと転向しBRUNSWICKレーベルと契約を交わす。初期作品のヒットとなる「Reet Petite」、「To Be Loved」、「I'm Wanderin'」、「We Have Love」、「That's Why (I Love You So)」、「I'll Be Satisfied」、「Lonely Teardrops」等は、モータウン設立前のベリー・ゴーディーJr.(とビリー・ディヴィス)が楽曲を提供しており、ソウル・ミュージックのルーツとしても重要視されている。その後も同レーベルにおいて「Doggin' Around」、「Night」、「Baby Workout」、「No Pity (In The Naked City)」、「I'm So Lonely」、「Alone At Last」、「My Empty Arms」といった数々のヒット曲を発表した。1964-1966年の間はレコードの売れ行きが低迷し始め、カウント・ベイシーや、リンダ・ホプキンスとのコラボ企画で凌ぐ。1966年にはシカゴ・ソウルのカール・デイヴィスをプロデューサーに迎え、「Whispers (Gettin' Louder)」と、「(Your Love Keeps Lifting Me) Higher and Higher」が全国的に大ヒットし、続く「I Get the Sweetest Feeling」もヒットした。ロイ・ブラウンに影響をうけたジャンプ・ブルース・シャウター系のヴォーカルをルーツに、さらにそれにオペラ的な洗練されたテクニックを融合させ、独自のダイナミックなスタイルを確立。そのスタイルの影響は、メアリー・ウェルズやチャック・ジャクソンといったR&Bシンガーにもみられる。1984年にディック・クラーク主催のショウ「Dick Clark's Good Ol' Rock and Roll Revue」に出演中、舞台上で心臓発作が原因で倒れ49歳の若さで死去。