Georgie Fame - The Ballad Of Bonnie & Clyde / Beware Of The Dog

60年代のイギリスを代表するブリティッシュR&B～ジャズの名人として人気を博したイギリス・ランカシャー出身のブリティッシュR&B、ポップ・シンガー、オルガン＋ピアノ奏者／ジョージィ・フェイムが、1967年12月1日にEPICレーベルからリリースしたシングルです。

マイク・スミス・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高7位、USキャッシュボックスチャートで最高6位、カナダのRPMチャートで最高1位、全英シングルチャートで最高1位を記録しました。

ミッチ・マレーとピーター・カランダーによって書かれた曲で、現在では古典とみなされていますが、当時は物議を醸したギャング映画『ボニー＆クライド』（邦題：俺たちに明日はない）を観た後にこの曲をレコーディングしました。



曲はピアノ、バンジョー、ドラム、トランペット、トロンボーン、ベースで演奏され、1920年代～1930年代のスタイルで編曲されました。映画の中でボニーとクライドが最期を迎えるクライマックスの銃撃戦の場面の銃撃音、カーチェイス、警察のサイレンの音をフィーチャーしています。

裏面はR&B・インストゥルメンタル・ナンバーで、モッド・ジャズ系がお好きな方におすすめです。

コンディション：NM/NM/DH マトリックス番号：ZSP136323-1K / ZSP136324-1F

アーティスト【ジョージィ・フェイム】















ブリティッシュR&B、ポップ・シンガー、オルガン＋ピアノ奏者。ブリティッシュR&B～ジャズ。1943年イギリス・ランカシャー州生まれ。本名 Clive Powell 。15歳でピアノを弾き始め、初期はザ・ドミノース（Dominoes）というロックンロール・グループで演奏。同時期に、当時の英国ロックンロール界のスター／ロリー・ブラックウェル（Rory Blackwell）のバンド・リーダーに任命され実力を付けていく。その後もビリー・フューリー（Billy Fury）のバックバンド／ザ・ブルー・フレームス（The Blue Flames）の鍵盤奏者として活躍し、1962年には独立してブルー・フレイムスを再編成し ジョージィ・フェイム＆ザ・ブルー・フレイムスとしてソロ活動を本格化。ロンドンの名クラブ「フラミンゴ・クラブ」に3年間レギュラー出演し、ウィリー・メーボンやジョン・ヘンドリックス、モーズ・アリスンらに影響をうけたR&Bやジャズ、スカ等を演奏し歌い、同時にモッズのアイドルとしても人気を博す。1963年に「シーン・クラブ」で録音した『Rhythm And Blues At the Flamingo』がEMI COLUMBIAレーベルからリリースされ話題となり、続くアルバム『Fame At Last!』もヒットし、テレビ番組「Ready Steady Go!」にも出演を果たす。1965年にモンゴ・サンタマリアのカバー「Yeah Yeah」が英米で大ヒットした。その後は徐々にポピュラー化していくものの、1967年に「The Ballad of Bonnie and Clyde」がミリオンセラーを記録しゴールドディスクを獲得している。ジャズとR&Bを融合させた様なブラック・フィーリング溢れる洒落た編曲に、温もりのあるボーカルで唯一無二の存在感を放る名アーティストである。