Dyke & The Blazers - We Got More Soul / Shotgun Slim

ジェームス・ブラウン・スタイルでたちまち人気を博し、本家J.Bサウンドよりも泥臭くワイルドなサウンドを売りにしたソウル・グループ／ダイク＆ザ・ブレイザーズが、1969年にORIGINAL SOUNDレーベルからリリースしたシングルです。

アーレスター・“ダイク”・クリスチャンが書いた曲で、前ヒット作「ファンキー・ブロードウェイ」のフォローアップ作品です。



「我々はもっと（他のミュージシャンから）魂を得た」というタイトルの、ソウル・ミュージシャンを賛歌したオリジナル曲です。ジェームス・ブラウン・スタイルのダンサブルなリズムに乗せて、ワイルドなボーカルで歌う60's ファンキー・ソウル・クラシックス！ワンコードで泥臭く豪快に攻める、ファンクの神髄、美学が詰まった名演です。

1987年に米RHINOレーベルからリリースしたV.Aコンピレーションアルバム『Soul Shots Volume 1: We Got More Soul』に収録されたサブタイトルにもなった重要作品です。



裏面もかなり渋いファンキー・ソウル2サイダーでおすすめです。

アーティスト【ダイク＆ザ・ブレイザーズ】











ソウル・グループ。中心人物のダイクは、1943年ニューヨーク州バッファロー生まれで、本名は Arlester Christian 。1960年にカール・カルー＆ヒズ・クルー（Carl LaRue and his Crew）というバンドでベーシストとして音楽キャリアをスタートさせ、1963年に＜KKC＞というレーベルに初録音。1964年にアリゾナ・フェニックスのラジオDJエディー・オージェイからの出演依頼をうけ、フェニックスまで出向いたメンバーの数人がフェニックスに残って滞在。そこで出会った地元のR&Bバンド／ザ・スリー・ブレイザーズ（The Three Blazers）と意気投合し、彼らで新たなグループ／ダイク＆ザ・ブレイザーズを結成。ジェームス・ブラウン・スタイルのファンキー・ソウルでたちまち人気を博し、1966年にロサンジェルスのORIGINAL SOUNDレーベルと契約し、「Funky Broadway」がヒットした。本家J.Bサウンドよりも泥臭く、ワイルドなサウンドを売りにしたグループである。