Desmond Dekker & The Aces - Israelites / My Precious World (1st.press)

ジャマイカ音楽を世界的なサウンドにするのに貢献した事で知られるジャマイカ出身のスカ～レゲエ・シンガー／デズモンド・デッカーが、1968年10月にUNIレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高9位、UKシングルチャートで最高1位を記録しました。日本での邦題は「イスラエルちゃん」として知られています。

デズモンド・デッカーとレスリー・コングによって書かれた曲で、ラスタファリアンの宗教とルードボーイの懸念を組み合わせたものでした。曲のタイトルは憶測の域を出ませんが、ラスタファリアン運動とイスラエルの12部族との関連に落ち着いているとされています。主に1960年代、ジャマイカのラスタファリアンは主に「カルト的」として疎外され、キングストンのより保守的なキリスト教会を含む大きな社会から排斥されていました。それと極貧の状況を嘆いています。曲はジャマイカのクレオール語で歌われており、この曲の歌詞は、リリース当時、多くのイギリス人とアメリカ人のリスナーには容易に理解されませんでした。それにもかかわらず、このシングルは英国で初のレゲエ曲第1位となり、全米トップ10入りを果たした最初のシングルとなりました。裏打ちを強調した重厚なシャッフルリズムに、ノヴェルティーな楽曲とコーラスが交わり合うアーリー・レゲエ・クラシックス！

裏面はサザン・ソウル風のバラードです。

レーベルに英EMBERレコードのロゴがなく、下部にMCAレコード配給の表記があるファースト・プレスです。

アーティスト【デズモンド・デッカー】

スカ～レゲエ・シンガー。1941年ジャマイカ・セント・アンドリュー生まれ。本名 Desmond Adolphus Dacres 。1963年のデビュー以後、SKA、ロック・ステディー、そしてレゲェを歌ってきたシンガー・ソングライター。1969年に「Israelites」が世界的にヒットした事により、ジャマイカ音楽を世界的に周知させた偉業が評価されている。