Bonnie Guitar - Dark Moon / Big Mike

DOLTONレーベル、JERDENレーベルの共同所有者としても知られる女性歌手、ミュージシャン、プロデューサー、実業家のボニー・ギターが、1957年3月にDOTレーベルからリリースしたシングルです。

ファボル・ロビソン、ランディ・ウッド・プロデュースによる作品です。

ビルボード・ホット100チャートで最高6位、ビルボード・カントリーチャートで最高14位を記録しました。

ネッド・ミラーが書いた曲です。

Ned Miller

ギターのプロデューサーであるファボー・ロビソンは、当初ロックンロール歌手のドーシー・バーネットにこの曲を録音してもらいましたが、完成度に満足しませんでした。代わりにギターは、この曲を録音するために彼女の印税を放棄するとして「ダーク・ムーン」の録音を申し出ました。そしてネッド・ミラー自身がギターを弾いたセッションで録音され大ヒットに至ったという経緯があります。

ハワイアン・ポップス風のトロピカルな要素もあるカントリー・バラードを、ゆったりとしたリズムに乗せて伸びやかなボーカルで歌った50's フィメール・ポップス・クラシックスです。
 
ボニー・ギターの「ダーク・ムーン」のオリジナルバージョンがリリースされた直後に、ゲイル・ストームによって録音されたバージョンが出され、1957年後半にビルボード・ホット100チャートで最高4位に達しました。

ストームの成功から間もなく、イギリスのポップアーティスト、トニー・ブレントがこの曲をカバーし、1957年6月に全英シングルチャートで17位に達しました。

エルヴィス・プレスリーが個人録音したバージョンも発掘されています。

裏面はボニー・ギターが書いた曲で、ジャジーな旋律のバラードです。

オリジナル・カンパニースリーブ付きです。

アーティスト【ボニー・ギター】

Bonnie Buckingham（1923年3月25～2019年1月12日）アメリカの女性歌手、ミュージシャン、プロデューサー、実業家。1957年にDOTレーベルから出されたカントリーポップのクロスオーバーヒット「Dark Moon」で最もよく知られている。彼女は1950年代後半にDOLTONレーベルを共同設立し、ザ・フリートウッズやザ・ベンチャーズ等のノースウェストのミュージシャンのキャリアをスタートさせている。1960年に彼女はDOLTONレーベルを離れ、JERDENレーベルの共同所有者となり、ここではザ・ソニックス等をレコーディングしたことでも知られている。