The Ventures - Walk--Don't Run / Home [UK]

エレキバンドとして強い影響力を持ち、多くのフォロワーを生み出した名ロックンロール・インストゥルメンタル・グループ／ザ・ベンチャーズが、1960年6月に英TOP RANKレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高2位、ビルボード・R&Bチャートで最高13位を記録しました。ローリングストーン誌が選ぶ『史上最高のギターソング100曲』のリストで82位にランク付けしました。

1954年にジャズ・ギタリストのジョニー・スミスによって初録音されたインストルメンタル曲のカバーです。



その後、1956年にチェット・アトキンスによって改作および再録音され、そのバージョンにインスパイアされシングルとしてリリースされました。



ワシントン州シアトルの自宅に地下スタジオを持っていたジョー・ボールズによって録音およびエンジニアリングされ、演奏したのはボブ・ボーグル(リード ギター)、ドン・ウィルソン (リズム ギター)、ノーキー・エドワーズ(ベース)、スキップ・ムーア (ドラム) でした。録音寺、スキップ・ムーアは正式なメンバーではありませんでした。

1960年にイギリスでジョン・バリー・セブンによってカバーされたバージョンは、レコード・リテーラー・チャートで最高11位に達しました。



1964年にザ・ヴェンチャーズによる「ウォーク・ドント・ラン・６４」が再録音され、そのバージョンはビルボード・ホット100チャートで最高8位、USキャッシュボックスチャートで最高9位に達しました。



裏面もはUK盤独自のカップリングです。ロックンロール・インストゥルメンタル・ナンバーで、アンニュイな雰囲気が良い2サイダーでおすすめです。

アーティスト【ザ・ベンチャーズ】



インストゥルメンタル・ロックンロール・グループ。サーフ。ドン・ウィルソンとボブ・ボーグルを中心に、1958年ワシントン州タコマで結成されたザ・ヴァーサトーンズ（The Versatones）というグループが前身となる。1959年にBLUE HORIZONレーベルに初録音後、1960年に録音した「Walk --- Don't Run」が同年にDOLTONレーベルより全米配給されて大ヒットを記録。その後も「Perfidia」や「Ram-Bunk-Shush」といったスタンダード曲をエレキ・ロック化した、サーフ・インストウルメンタル・ロックで人気を博した。1967年にLIBERTYレーベルに移籍し、「Hawaii Five-O」等の映画・テレビ音楽の再演でヒットを放っている。以降はUNITED ARTISTS, TRIDEX, EMIレーベルに90年代まで録音を続けている。プロ、アマチュア問わずに多くのフォロワーを生み出し、エレキバンドとして強い影響力を持った名グループである。