The Trashmen - Surfin' Bird / King Of The Surf

正統派ロックンロールをノヴェルティー感覚溢れるサーフ・ロックで昇華させたサーフ・ロック・グループ／ザ・トラッシュメンが、1963年にGARRETTレーベルからリリースしたシングルです。

ジャック・ベイツ・プロデュースによる作品で、、ビルボード・トップ100チャートで最高4位を記録しました。

R&Bグループ／ザ・リヴィングトンズのR&B「ザ・バーズ・ザ・ワード」と「パパ・ウー・マウ・マウ」の2曲を合体させた楽曲を、バンドの演奏によるヘヴィーなサウンドと、ノヴェルティー感たっぷりのダミ声ボーカルでワイルドに仕上げた60's サーフ・ロック・クラシックス！





トラッシュメンはライブでリヴィングトンズの「パパ・ウー・マウ・マウ」をカバーしパフォーマンスし、それを聴いた地元のDJのビル・ディールの提案で、バンドでレコーディングする事となりました。「サーフィン・バード」の録音はミネアポリスのケイ・バンク・スタジオ（Kay Bank Studios）で行われました。

トラッシュメンは地元のバンド・コンテストで優勝し、その後、シカゴで開催されたバンド・コンテストでも優勝しました。そしてGARRETTレーベルとの契約にこぎつけ、「サーフィン・バード」のシングルはすぐにリリースされました。伝えられるところによると、最初の週末に30,000枚を販売し、全国的に成功する前に、ビルボードホット100で第4位に達しました。曲の作者クレジットは、リヴィングトンズ側に訴えると警告を受けた為、元曲のリヴィングトンズのメンバー名で登録されています。

裏面も見逃せない正統派のサーフ・ロック作品で、こちらも素晴らしい2サイダー盤です。

アーティスト【ザ・トラッシュメン】



サーフ・ロック・グループ。1962年にミネソタ州ミネアポリスで結成。1963年にGARRETTレーベルと契約し、デビュー作の「Surfin' Bird」と、1964年の「Bird Dance Beat」がヒットしています。ワイルドかつノヴェルティーなロックンロールで個性を発揮しつつも、チャック・ベリー～バディー・ホリー調の正統派ロックンロールをサーフ・ロックで昇華させたスタイルです。