The Platters - Smoke Gets In Your Eyes / No Matter What You Are

R&B×ポップスをクロスオーバーさせ、世界的に活躍したR&B～ソウル＆ポップ・コーラス・グループ／ザ・プラターズが、1958年10月にMERCURYレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・トップ100チャートで3週連続1位、ビルボード・R&Bチャートで最高3位を記録しました。

日本では邦題「煙が目にしみる」というタイトルのオールディーズとして有名な作品だと思いますが、実は1933年にオットー・ハーバーク＆ジュローム・カーンが作曲したオペラ「ロバータ」に挿入された同名作品のカバーです。



バロック風のストリングスが厳粛なムードを醸し、磨きのかかったトニー・ウィリアムスのオペラ唱法でダイナミックに歌うポップR&B・バラードの名作！

1973年のジョージ・ルーカス監督によるアメリカ映画『アメリカン・グラフィティー』にも挿入されており、50年代のロックンロール時代を彩った象徴的な一曲としても知られる名作です。



裏面はバック・ラム作曲によるミディアムスローのR&B作品です。

アーティスト【ザ・プラターズ】






R&B～ソウル＆ポップ・コーラス・グループ。1953年にロサンジェルスで結成。「オンリー・ユー」や「煙が目にしみる」等のヒット曲で、おそらく世界的に最も成功したモンスターR&B・グループ。1952年にロサンゼルスで結成され、メンバーチェンジを経て、1953年にFEDERALレーベルと契約し、初期は泥臭いドゥーワップの録音を残している。その後マネージャー／プロデューサーとなるバック・ラム（Buck Ram）と出会い、1955年に大手MERCURYレーベルと契約にいたる。そしてそこからは「Only You (And You Alone)」のヒットを皮切りに、同レーベルでは1961年頃までコンスタントにヒット曲を飛ばし続けている。リード・シンガーのトニー・ウィリアムスの美しく磨かれたオペラ唱法がグループ最大の売りで、他にもR&B・グループ／ザ・クイーンズ（The Queens）出身の女性歌手ゾーラ・テイラーが在籍しており、黄金期のメンバー・ラインナップは最強。それにバック・ラムのサポートが加わり、一気に世界クラスのグループへと成長した。60年代に入るとメンバー・チェンジをし、ソウル・ボーカル・グループへとスタイルを変え、1966年にMUSICORレーベルから「I Love You 1000 Times」等のヒットを残した。2010年代以降も現役で世界を巡業中。