The Everly Brothers - Bird Dog / Devoted To You [UK]

50年代のロックンロール期から、60年代のポップ時代まで、多くのヒットを放ち、ザ・ビートルズや、ザ・ホリーズ他のロック・ミュージックにも多大な影響を与えた名兄弟ロックンロール・デュオ／ジ・エヴァリー・ブラザーズが、1958年にUK LONDONレーベルからリリースしたシングルです。ビルボード・ホット100チャートで2位、UKシングルチャートで最高2位、カントリーチャートで1位、R&Bチャートでは3週間2位、カナダのチャートで最高1位、オーストラリアのチャートで最高1位をそれぞれ記録しました。

ブードロー・ブライアントが書いた曲で、ジョニーという名前の男の子に、自身のガールフレンドを連れ去ろられようとしているという失望を歌っています。ですので、ここでは彼の行動の結果を「バードドッグ（鳥猟犬）」と呼んでいます。


Boudleaux and Felice Bryant

音楽構造は、12小節ブルース構造と8小節ブルースコーラスを組み合わせた、比較的珍しいものであると評されてもいる50's ロックンロールのマスターピースです。

1975年、イギリスのグラムロックバンド／マッドによるカバーがUKシングルチャートで33位に達しました。



1978年、ベラミー・ブラザーズによるカバーがホットカントリーシングルチャートで86位に達しました。



裏面もブードロー・ブライアントが書いた曲で、ビルボード・ホット100チャートで10位、カントリーミュージックチャートで7位、R&Bチャートで2位、オーストラリアのポップチャートで25位、カナダで1位を記録した両面ヒットとなる名作・名盤です。

1978年、カーリー・サイモンとジェームス・テイラーによるカバーが、ビルボードホット100チャートで36位、アダルトコンテンポラリーチャートで2位、カントリーソングチャートで33位、カナダRPMチャートで9位に達しました。



1965年、ザ・ビーチ・ボーイズがアルバム『ビーチ・ボーイズ・パーティー』でカバーしており、マイク・ラブとブライアン・ウィルソンが歌いました。



1964年、ブライアン・ハイランドによってもカバーされています。

コンディション：VG+/VG(+)/WOL マトリックス番号：J7OW4536-1B / J7OW4535--1C

アーティスト【ジ・エヴァリー・ブラザーズ】



ロックンロール・ボーカル＆ギター・デュオ。アイオワ州シェナンドア出身の兄弟アイザック・ドナルド・エヴァリー（Isaac Donald Everly：1937年生まれ）と、フィル・エヴァリー（Phillip Everly：1939年生まれで、2014年に死去）によるデュオ。1956年にチェット・アトキンスのアレンジメントで録音した作品がCOLUMBIAレーベルからリリースされる。そして間もなくアーチー・ブライヤーのCADENCEレーベルと契約し、そこではカントリー・ミュージックをルーツに、ツイン・アコースティック・ギターによるフォーキーなロックンロールと、フォーク・ミュージックのクロース・ハーモニーを融合させたスタイルで、「Bye Bye Love」、「Wake Up Little Susie」、「All I Have to Do Is Dream」、「Bird Dog」、「Problems」などのヒット曲を連発した。優れたメロディーとハーモニーの調和から成る独創的なロックンロール・スタイルは、ザ・ビートルズや、ザ・ビーチ・ボーイズ、サイモン＆ガーファンクル、ザ・ビー・ジーズ、ザ・ホリーズといった、のちのロック・ミュージシャンにに多大な影響を与えたと言われている。1960年にはWARNER BROS.レーベルに移籍し、兄弟自作による「Cathy's Clown」や、ブリルビルディングの名ポップ作曲家陣が書き下ろした「Walk Right Back」、「Crying In The Rain」といったポップ・ナンバーでヒットを残した。1973-1983年の間はそれぞれがソロ活動をし、1983-2006年の間には再結成して活動している。