The Bee Gees - I've Gotta Get A Message To You / Kitty Can

チャートヒットの多さと音楽的影響力で20世紀を代表するポップ・グループとして知られているザ・ビー・ジーズが、1968年8月にATCOレーベルからリリースしたシングルです。

ロバート・スティグウッドとビージーズの共同プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高8位、レコードワールドチャートで最高7位、USキャッシュボックスチャートで最高3位、カナダのチャートで最高3位、全英シングルチャートで最高1位を記録しました。ビージーズにとって2度目となる全英シングルチャートでのナンバーワン・ヒットでした。

バリー、ロビン、モーリス・ギブが3人で一緒に書いた曲です。この曲の歌詞は、電気椅子で処刑を待つ男性が、刑務所の牧師に妻に最後のメッセージを伝えるよう懇願する内容です。死刑囚の最後の時間を描いた悲しげな曲を、軽快なアレンジメントに乗せて素晴らしいボーカル・パフォーマンスで完成させた60's ポップス・クラシックスです。
 
2011年、ザ・ソルジャーズはロイヤル・ブリティッシュ・リージョンの毎年恒例のチャリティー・シングルのためにロビン・ギブとこの曲をレコーディングし、全英シングルチャートで75位に達しました。 

裏面はアップテンポのポップ・ロック・ナンバーです。

アーティスト【ザ・ビー・ジーズ】

1958年にバリー、ロビン、モーリスのギブ兄弟によって結成されたポップ・グループ。マン島でイギリス人の両親の間に生まれたギブ兄弟は、1950年代後半までイギリスのマンチェスターのチョールトンに住んでいた。そこで、1955年に、彼らはスキッフル/ロックンロール・グループのザ・ラトルスネイクスを結成した。その後、家族はオーストラリアのクイーンズランド州モートン湾地域にあるレッドクリフに移り、後にクリブ島に移り住んだ。グループはザ・ビー・ジーズとして「Spicks and Specks」をオーストラリアでチャートヒットさせた後、1967年1月に英国に戻り、ロバート・コリン・スティグウッドをプロデューサーとして迎えた。1960年代後半から1970年代前半にかけてポピュラーミュージックで特に成功し、その後1970年代半ばから後半にかけてのディスコミュージックの著名なパフォーマーとして活躍した。1977年にザ・ビー・ジーズの『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックはアルバム・オブ・ザ・イヤーを含む5つのグラミー賞を受賞し、映画とサウンドトラックの両方が世界中に文化的影響を与え、ディスコシーンのメインストリームの魅力を高めた、彼らのキャリアのターニング・ポイントとなった。グループは、認識できる3部構成のタイトなハーモニーを武器にした。ロビンのクリアなビブラート・リード・ボーカルは、初期のヒット曲の特徴で、バリーのR&B・ファルセットは1970年代半ばから後半、1980年代にかけて彼らの代表的なサウンドとなった。またグループは、他のアーティストのためにいくつかの主要なヒット曲を書き、プロデュースするだけでなく、すべて独自のオリジナル曲を書き、ポップ・ミュージックの歴史の中で最も重要で影響力を持ったと見なされている。ザ・ビー・ジーズは、世界中で累計2億2000万枚以上のレコードを販売しており、現代音楽の歴史の中で最も成功したトリオであると同時に、史上最も売れた音楽アーティストの1つでもある。1997年にロックの殿堂入りを果たした。ロックの殿堂のホールの引用には、「エルヴィス・プレスリー、ザ・ビートルズ、マイケル・ジャクソン、ガース・ブルックス、ポール・マッカートニーだけがザ・ビー・ジーズより売れた」と表記されてある。ビルボード・ホット100チャートで9つのナンバーワンヒットを記録しており、ザ・ビー・ジーズはビルボードチャートの歴史の中で、ザ・ビートルズとザ・スプリームスに次いで3番目に成功したグループとして知られている。