Steely Dan - Rikki Don't Lose That Number / Any Major Dude Will Tell You

「1970年代の完璧な音楽的アンチヒーロー」と呼ばれ、世界中で4,000万枚以上のアルバム販売記録を残すウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンによるアメリカのロック・グループ、スティーリー・ダンが、1974年4月25日にABCAレーベルからリリースしたシングルです。

ゲイリー・カッツ・プロデュースによる作品です。

ビルボード・ホット100チャートで最高4位、ビルボード・アダルトコンテンポラリーチャートで最高15位、USキャッシュボックスチャートで最高3位、カナダのRPMチャートで最高3位を記録しました。

3枚目のアルバム『プレッツェル・ロジック』のオープニングトラックで、この曲はグループのキャリアの中で最も成功したシングルでした。

この曲では、アルバム『プレッツェル・ロジック』に収録された他の大半の曲と同様に、ジム・ゴードンがドラムを担当しています。ギターソロは、その後すぐにドゥービー・ブラザーズに加入したジェフ・“スカンク”・バクスターが担当しました。アルバムの冒頭を飾るビクター・フェルドマンのフラパンバのイントロは、オリジナルのABCシングル版からはカットされています。

スティーリー・ダンの難解主義者としての評判が先行し、局留め郵便で麻薬を送るための曲だという噂が立ったりしましたが、ドナルド・フェイゲンは、リッキーは単に大学時代に片思いしていた女性だったと明かしており、実はストレートな失恋ソングであることが表明されています。「リッキー・ドント・ルーズ・ザット・ナンバー」は、ハーモニーの強いアクセントと、音楽の最後を飾るキーボードとパーカッションが、とても楽しく、全体的にスティーリー・ダンの最も穏やかで聴きやすい曲の一つとなったと評される名作です。

裏面は、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーが作曲した曲です。

スティーリー・ダンの最もスムーズな曲の1つであり、1970年代のカリフォルニア；サウンドの典型であると説明される作品です。

オリジナル・カンパニースリーブ付きです。

アーティスト【スティーリー・ダン】







1971年にウォルター・ベッカー（ギター、ベース、バッキング・ボーカル）とドナルド・フェイゲン（キーボード、リード・ボーカル）によってニューヨークで結成されたアメリカのロック・バンド。当初はフルバンドのラインナップだったが、1974年末までにベッカーとフェイゲンはライブ演奏をやめ、セッションミュージシャンを採用してスタジオのみのデュオとしてスティーリー・ダンを続けるようになった。ローリングストーン誌は彼らを「1970年代の完璧な音楽的アンチヒーロー」と評している。ベッカーとフェイゲンは、ニューヨーク州アナンデール・オン・ハドソンのバード大学で一緒に学んでいた頃から、さまざまなバンドで一緒に演奏した。その後、彼らはロサンゼルスに移り、ミュージシャンのバンドを集めてアルバムのレコーディングを始めた。彼らの最初のアルバム『Can't Buy a Thrill』（1972年）は、ロック、ジャズ、ラテン音楽、R&B、ブルースの要素と、不可解で皮肉な歌詞を備えた、洗練されたスタジオ制作によって融合させ、彼らのキャリアのテンプレートを確立した。バンドは7枚のスタジオアルバムで批評的かつ商業的な成功を収め、1977年にリリースされたアルバム『Aja』で最高の売り上げを記録した。1981年にスティーリー・ダンが解散した後、ベッカーとフェイゲンは1980年代を通じて散発的にソロ・プロジェクトに取り組んでいる。彼らは世界中で4,000万枚以上のアルバムを販売し、2001年3月にロックの殿堂入りを果たした。VH1は「史上最も偉大な音楽アーティスト100人」のリストでスティーリー・ダンを82位にランク付けしている。