Peter & Gordon - A World Without Love / If I Were You

ノース・ウェスト・ロンドン出身のピーター・アッシャーと、スコットランド出身のゴードン・ウォーラーによるポップ・ボーカル・デュオ／ピーター＆ゴードンが、1964年2月28日にCAPITOLレーベルからリリースしたシングルで、ビルボード・ホット100チャートで最高1位、UKシングルチャートで最高1位、カナダのRPMチャートで最高1位を記録しました。ロックンロール殿堂が選ぶ「ロックンロールを形成した500曲」のリストに入っています。

ジョン・レノン＆ポール・マッカートニーが提供したポップ・ナンバーで、日本では邦題「愛なき世界」として知られています。


John Lennon & Paul McCartney

元々はポール・マッカートニーが16歳の時に書いた曲で、1963年に当時のガールフレンドだったジェーン・アッシャーのロンドンの家に引っ越したとき、兄のピーター・アッシャーと部屋を共有していました。その縁があってピーター＆ゴードンで録音することになった曲だそうです。またマッカートニーは、この曲がザ・ビートルズにとっては十分であるとは考えていませんでした。ビリー・J.・クレイマーに提供しようとしたものの不採用となり、最終的にピーター＆ゴードンに提供され大ヒットに至ったという逸話があります。



「ジェームズ・ボンドのテーマ」のギターを演奏したスタジオミュージシャンのヴィク・フリック（Vic Flick）が演奏したギターが特徴的な60's ブリティッシュ・ポップス・クラシックスです。


Vik Flick

裏面はデュオ・オリジナルによるロッカ・バラード曲です。

アーティスト【ピーター＆ゴードン】







英国ポップ・ボーカル・デュオ。ノース・ウェスト・ロンドン出身のピーター・アッシャーと、スコットランド出身のゴードン・ウォーラーによるデュエットとして結成された。1964年にUK COLUMBIAレーベルと契約し、ザ・ビートリズのジョン・レノンとポール・マッカートニーが書いた「A World Without Love」で華々しいデビューを飾った。以降は「Nobody I Know」「I Don't Want To See You Again」「True Love Ways」「To Know You Is To Love You」「Baby I'm Yours」「When The Black of Your Eyes Turn To Grey」「Woman」「Lady Godiva」等を、1966年頃までイギリス国内でヒットさせていく。その後2年間はアメリカでマイナーヒットを出し、1968年にデュオは解散した。