Lonnie Mack - Memphis / Down In In The Dumps

「歌わないヒーロー」「ギターヒーローの為のギターヒーロー」の愛称でも親しまれ、ロックンロール・ビートに乗せたブルージーな早弾き奏法は、エリック・クラプトンやジミ・ヘンドリックスらのメジャー・ギタリストにも影響を与えていると言われている、インディアナ州ディアボーン出身のロックンロール・シンガー、ソングライター、ギタリスト／ロニー・マックが、1963年にFRATERNITYレーベルからリリースしたシングルです。カール・エドモンドソン・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高5位を記録しました。初期ロックンロールの記念碑と称されたり、ギターマガジン誌には「画期的な初期ロック・ギターのトップ5」と高く評価されているロック史重要作品です。


Carl Edmondson

チャック・ベリーの「メンフィス・テネシー」のカバーです。



「初期のブルース・ロック」としても評される作品で、リズムの頂点に乗って技巧的な早弾き奏法でメロディーを奏でるロックンロール・インストゥルメンタル・クラシックス！アメリカのロック史における伝説的な一曲になるはずでしたが、同時期のブリティッシュ・インベージョンのインパクトの大きさには敵わず、あえて言うなら「オールディーズの一曲」として不運な扱いを受けた作品でもあります。

裏面はサックスが入るR&B寄りなロッキン・インストゥルメンタルとなる2サイダーです。

貴重オリジナル・カンパニースリーヴ付きです。

コンディション：VG++/VG++/WOL マトリックス番号：P-5-KM-6059 / P-5-KM-6060-1

アーティスト【ロニー・マック】



ロックンロール・シンガー、ソングライター、ギタリスト。1941年インディアナ州ディアボーン生まれで2016年に死去。本名 Lonnie McIntosh 。ブルース・ロック、ロック・ギターの習熟度の基準を引き上げ、ロックにおけるギターの重要性をさらに高みに上げた。ゆえに愛称は「歌わないヒーロー」「ギターヒーローの為のギターヒーロー」であった。7歳でギターを弾き始め、最初はジミー・ロジャースやハンク・ウィリアムスといったカントリーに影響を受けて演奏。その後徐々にチャック・ベリーやジミー・リードといったブラック・ミュージックに感化されていき、カントリーとR&B/ブルースを混合させたロックンロール・スタイルを確立。録音はFRATERNITYレーベルにあり、1963年～1964年の間に「Memphis」「Wham!」「Chicken Pickin'」等をヒットさせている。ロックンロール・ビートに乗せたブルージーな早弾き奏法は、エリック・クラプトンやジミ・ヘンドリックスらのメジャー・ギタリストにも影響を与えていると言われる。