Little Milton - We're Gonna Make It / Can't Hold Back The Tears [Maroon label]

“ブルーズ＆ソウル”と呼ばれる独自のスタイルを確立し、パワフルに力んだり、メロウで甘かったりするボーカル・コントロールに長けたブルース～ソウル・シンガー、リトル・ミルトンが、1965年にCHECKERレーベルからリリースしたシングルです。

ビリー・ディヴィス・プロデュースによる作品です。

ビルボード・ホット100チャートで最高25位、ビルボード・R&Bチャートで最高1位を記録しました。

ジーン・バージ、ビリー・デイヴィス、レイナード・マイナー、カール・ウィリアム・スミスによって共作された曲で、曲の背景には、公民権運動への比喩があります。シカゴのCHESSテル・マー・スタジオで録音され、フィル・ライトがアレンジメントを担当しました。ジャジーなホーンセクションを含むスモールコンボ・バンドの演奏をバックに、ミルトンのリードボーカルが抑揚を付けてソウルフルに歌い上げる60's ブルース＆ソウル・クラシックスです。

裏面は軽快なミッドテンポのシカゴ・ソウル極上作品でおすすめの2サイダーです。

マルーン・レーベルの初期プレスです。

アーティスト【リトル・ミルトン】









James Milton Campbell, Jr. (September 7, 1934 Inverness, Mississippi, United States - August 4, 2005 Memphis, Tennessee, United States) ブルース、ソウル・シンガー。モダン・シカゴ・ブルース。1952-1954年はメンフィスでSUNレーベルに、50年代後半はセントルイスのBOBBINレーベルに録音。1961年にシカゴのCHECKERレーベルに移籍し、1965年に名作「We're Gonna Make It」をナショナルヒットさせた。その後STAXレーベルで『Blues'n Soul』を発表し、“ブルーズ＆ソウル”と呼ばれる独自のスタイルを確立した。パワフルに力んだり、メロウで甘かったりするボーカル・コントロールが魅力の名歌手である。