Lee Dorsey - Ya Ya / Give Me You

50年代から活動し、ニューオーリンズR&B～ソウル・ミュージックを代表する歌手として人気を博したリー・ドーシーが、1961年8月にFURYレーベルからリリースしたシングルです。

マーシャル・セホーン＆ボビー・ロビンソン・プロデュースによる作品です。


Bobby Robinson

ビルボード・ホット100チャートで最高7位、ビルボード・R&Bチャートで最高1位を記録しました。

子供の童謡に触発され、アラン・トゥーサンとドーシーが共作をしたキャッチーな楽曲を、トゥーサンが演奏するピアノを中心にした、コジモ・スタジオのサウンドに乗せたニューオーリンズR&B・クラシックス！アフタービートを強調したファンキーなR&Bサウンドは、後のニューオーリンズ・ファンクを予兆する重要さを持っています。


Allen Toussaint

ジョージ・ルーカス監督、脚本による1973年の映画『アメリカン・グラフィティー』のサウンドトラックに含まれていました。





1965年にはUK SUEレーベル[WI-367]から英国内にシングル・リリースされており、選曲者であるDJのガイ・スティーヴンス及び、オリジナル・モッズが愛したR&Bの一曲としても知られています。



裏面はアップテンポのR&B作品となる2サイダー盤！

アーティスト【リー・ドーシー】

R&B～ソウル・シンガー。ニューオーリンズR&B～ソウル。1924年ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれで、1986年に死去。10歳の頃オレゴン州ポートランドへ家族で移住し、50年代前半には キッド・チョコレート というリング・ネームでライト・ヘヴィー級のプロボクサーとして活躍。1955年には故郷ニューオーリンズに戻り、1958年にVALIANTレーベルに初吹き込み。その後REX, ACE, ABC PARAMOUNTレーベルに録音したもののヒットは出せずに過ごす。60年前半に音楽プロデューサーで作曲家のアラン・トゥーサンと出会い、FURYレーベルを紹介されて、1961年にアランのプロデュースによる「Ya Ya」が大ヒットした。その後「Do-Re-Mi」をヒットさせた後、一時兵役へ行き、1965年には再びアラン・トゥーサンのサポートを得てAMYレーベルよりにカムバック。そこからは「Ride Your Pony」をヒットさせた以降、「Working in the Coal Mine」('66-)等でニューオーリーンズ・ファンクの中心的な存在となっていく。