Joe Jones - You Talk Too Much / I Love You Still (ROULETTE label)

ラモーンズ他がカバーしたロックンロールのスタンダード「カリフォルニア・サン」のオリジネーターとして知られるR&B・シンガー、ソングライター、アレンジャー／ジョー・ジョーンズが、1960年にROULETTEレーベルからリリースしたシングルです。ビルボード・ホット100チャートで最高3位、R&Bチャートで最高9位を記録しました。

レジー・ホール（ファッツ・ドミノの義兄弟）との競作による「君は喋りすぎだ」というノヴェルティーな内容の楽曲です。本来はファッツ・ドミノの為に書き下ろされたという作品でしたが、ファッツは吹き込む事はなかったという逸話が残されています。ファッツ・ドミノが歌う事を想定されて作曲されたキャッチーなメロディーを、プロフェッサー・ロングを想わせる泥臭くレイジーなサウンドに乗せたニューオーリンズR&B・クラシックス！

1960年にフランキー・フォードがカバーしたり、女性ポップ歌手のヴァレリー・カーがアンサーソングを発表したりもしています。





裏面はゆったりとしたバラードです。

コンディション：VG++/VG++/SOL/RW マトリックス番号：10C-14088-21 / 10C-14089-23

アーティスト【ジョー・ジョーンズ】
R&B・シンガー、ソングライター、アレンジャー。ニューオーリンズ～ニューヨークR&B。1926年ニューオーリンズ生まれで、2005年に死去。初期はシャーリー＆リーのツアーに同行して演奏し、その後しばらくは地元フレンチクオーターにあるクラブで歌っています。1954年にCAPITOLレーベルに初録音し、1957年HERALDレーベルにも録音。1960年にニューオーリンズのRICレーベルに録音した「You Talk Too Much」がニューヨークのROULETTEレーベルから全米配給され、ナショナルヒットとなっています。1961年に同レーベルに録音した「California Sun」は、後にザ・リヴィエラスやザ・ラモーンズらによってカバーされ、以降はロックのスタンダードとなっている。その後は表舞台に出る事は減り、主にニューヨークのレーベルでアレンジャーや作曲業を行う様になっている。BLUE CAT/RED BIRDレーベルではA&Rを担当しており、ニューオーリンズからザ・ディキシー・カップスやアルヴィン・ロビンソンを発掘し育て上げてもいる為、同レーベルのレコードのクレジットには彼の名前が散見される。