Hugh Masekela - Grazing In The Grass / Bajabula Bonke

南アフリカ共和国出身の黒人ジャズ・トランペット、フリューゲルホーン、コルネット奏者、作曲家、シンガー／ヒュー・マセケラが、1968年にUNIレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高1位、ビルボード・R&Bチャートで最高1位、ビルボード・アダルトコンテンポラリーチャートで最高15位を記録しました。2018年にグラミー賞の殿堂入りを果たしました。

フィレモン・ホウによって作曲されたインストゥルメンタル・ナンバーです。音楽は、マセケラがザンビアで聴いた、カウベルで始まるフレディ・ガンビの初期のノベルティ録音「ミスター・ブル No. 4」という作品からインスピレーションを得たものです。

ファンキーなベースのグルーヴに乗せたメロディーを、2管トランペットの音色が気持ち良く吹き上げる、60's ソウル・ジャズ・クラシックス！後に「スムース・ジャズ」と呼ばれる音楽ジャンルの形態を先行したクールさもある点においても重要となる名作です。

翌1969年にはポップ・ソウル・グループの、ザ・フレンド・オブ・ディスティンクションが歌詞付きカバーで再度ヒットさせました。

裏面は「パタ・パタ」のヒットでおなじみ、奥さんでもあったミリアム・マケバ作によるアフリカ民謡風のボーカル作品です。

オリジナル・カンパニースリーブ付きです。

アーティスト【ヒュー・マセケラ】









黒人ジャズ・トランペット、フリューゲルホーン、コルネット奏者、作曲家、シンガー。1939年南アフリカ共和国生まれ。本名 Hugh Ramopolo Masekela 。50年代はアフリカを拠点に活動し、アルフレッドズ・アフリカン・ジャズ・レビュー（Alfred Herbert's African Jazz Revue）等に参加した。1960-1964年の間にニューヨークのマンハッタン・スクール・オブ・ミュージックに在籍し、クラシック・トランペットを修得。録音はUNIレーベルにあり、1968年の全米No.1ヒット「Grazin' in the Grass」が代表作品として知られる。1967年にはモンタレー・ポップ・フェスティバルにも出演している。