Harold Betters - Do Anything You Wanna Part 1 / Do Anything You Wanna Part 2

黒人ジャズ・トロンボーン奏者／ハロルド・ベターズが、1964年にGATEWAYレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高74位を記録しました。

当時、同レーベルから出されたアルバム・タイトルにもなった彼の代表作品です。



抑えめのシャッフル・リズムから始まる前半から、後半にかけて徐々に盛り上がる編曲は、おそらく、シカゴのラムゼイ・ルイス・トリオに感化されたと思われるR&B・ジャズです。ラムゼイ・ルイス・トリオ同様にピアノもフィーチャーされていますが、ここでは主役のベターズのパワフルなトロンボーン・ソロが聴きものとなる名演です。R&B・ジャズ、モッド・ジャズ系がお好きな方におすすめです。

また、1965年5月28日にはUK SUEレーベル[WI-378]からシングルとして英国内に販売されており、初期のモッズが愛したR&Bの一曲としても知られています。



1965年に、ジョージ・グリーンというマイナーな黒人ジャズ・シンガーが、同じGATEWAYレーベルからボーカル・バージョンをリリースしています。



裏面は曲の後半部分となるパート.2です。

アーティスト【ハロルド・ベターズ】



黒人ジャズ・トロンボーン奏者。1928年ペンシルバニア州コネルズヴィル生まれ。ジャズ・ドラマー／ジェリー・ベターズの兄弟。録音は1962年～2001年までGATEWAY, REPRISE, H.B.などのレーベルにあり、1964年の「Do Anything You Wanna」が代表作品として知られている。