Elvis Presley - In The Ghetto / Any Day Now (Re-Issue)

Ｓixties

ヒット曲の数々や、類稀な歌唱力とタレント性で、70年代まで第一線でレコーディングや興行、映画等で大活躍した、説明不要の“ロックンロールの王様”として知られるロックンロール・シンガー、ギタリスト、ピアニスト、俳優／エルヴィス・プレスリーが、1969年4月14日にRCA VICTORレーベルからリリースした作品の、1970's 正規リイシュー・シングルです。

チップス・モーマン・プロデュースによる作品です。

Elvis Presley & Chips Moman

ビルボード・ホット100チャートで最高3位、カナダのRPMチャートで最高2位、全英シングルチャートで最高2位を記録しました。

プレスリーのカムバックアルバム『フロム・エルヴィス・イン・メンフィス』に収録され、大ヒットとなりました。

カントリー・ミュージックのシンガーソングライターであるマック・デイビスが書いた曲です。テネシー州メンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオで録音され、『エルビス'68 カムバック・スペシャル』の後、プレスリーが初めて行ったクリエイティブなレコーディング・セッションでした。このセッションで録音された他のヒット曲には、「サスピシャス・マインド」、「ケンタッキー・レイン」、デイビスが書いた「ドント・クライ・ダディ」などの名作が連なっています。

歌詞の内容は、シカゴのスラム街で、養える以上の子供をすでに産んでいる母親に男の子が生まれる。その少年は恵まれない環境で育ち、非行に走るようになる。銃を購入し、車を盗んで犯罪に手を染めるが、すぐに殺されてしまう。この歌は、同じ日にスラム街で別の子供が生まれるところで終わる。この新生児も同じ運命をたどり、貧困と暴力の連鎖が続くかもしれないことを暗示しています。

1991年、ノーマン・クックは自身のビーツ・インターナショナル・コレクティブと共にダンスバージョンを発表し、イギリスのチャートで44位に達しました。

1996年、ゲットー・ピープルと呼ばれる「フージーズ風」のヒップホップトリオが、地元の歌手デトレフ・マリンケヴィッツと録音したバージョンがドイツのチャートでトップ10ヒットを記録しました。

ゴスペル・アーティストのジェームズ・クリーブランド牧師は、この曲のゴスペル・バージョンを録音し、南カリフォルニア・コミュニティ合唱団と共に1975年に最優秀ソウル・ゴスペル・パフォーマンスで初のグラミー賞を受賞しました。

1984年、ニック・ケイヴ＆ザ・バッド・シーズによるカバーバージョンは、イギリスのシングルチャートで84位に達しました。

裏面は、バート・バカラックとボブ・ヒリアードが書いた曲で、1962年にチャック・ジャクソンが初録音したヒット曲（全米チャート23位、R&Bチャート2位）のカバーです。

プレスリーは1969年2月20日、テネシー州メンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオで「エニー・デイ・ナウ」のカバー版を録音しました。数ある「エニー・デイ・ナウ」のバージョンの中でも高い評価を得ている名作です。

オリジナル・カンパニースリーブ付きです。

アーティスト【エルヴィス・プレスリー】



Elvis Aaron Presley (January 8, 1935 Tupelo, Mississippi, U.S. - August 16, 1977 Memphis, Tennessee, U.S.) ロックンロール・シンガー、ギタリスト、ピアニスト、俳優。説明不要のロックンロールの王様。1953年にサム・フィリップスのSUNレーベル・スタジオを訪れアセテート盤を初録音。彼の歌手としての才能に気づいたサム・フィリップスが、スコッティ・ムーアと、ビル・ブラックとのセッションを用意し、録音した「That's All Right」は、レコード化されて間もなく「ロカビリー」と呼ばれる新しい音楽として定着（＝ロックンロールの始まりと言われる重要なポイント）。1955年後半にはRCA VICTORレーベルと契約し「Heartbreak Hotel」を大ヒットさせ、ロックンロールを決定的なムーヴメントとするのに多大な貢献を果たしています。その後も類稀な歌唱力とタレント性で、70年代まで第一線でレコーディングや興行、映画等で大活躍した20世紀を代表する名歌手である。