Eartha Kitt - That Bad Eartha [RCA VICTOR/EPB 3187]

『バットマン』ではキャット・ウーマン役で大衆的にも人気を博した事で知られる黒人女性ジャズ～ポップ・シンガー、女優、キャバレー・スター／アーサ・キットが、1954年にRCA VICTORレーベルからリリースした45回転7インチ・E.Pシングルです。1956年に同タイトルのLPアルバムが発売され、以降は世界各国盤も含め、何度もリイシューされる人気盤です。LPアルバムよりも2年も早いリリースの7インチ・バージョンです。

フランスをモチーフにした「アンダー・ザ・ブリッジ・オブ・パリス」や「レッツ・ドゥ・イット」、ブルースをテーマにした「ザ・ブルース」、マリリン・モンローでもおなじみとなったコール・ポーターの「マイ・ハート・ビロングス・トゥ・ダディー」、ザ・プラターズの「スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ」等を収録しています。全曲ヘンリー・レネ指揮によるオーケストラ・サウンドです。

＜収録曲＞
A1. Under The Bridges Of Paris (Sur Les Ponts De Paris)
A2. Let's Do It
B1. The Blues
B2. My Heart Belongs To Daddy
C1. Sandy's Tune
C2. Senor
D1. Smoke Gets In Your Eyes
D2. Salanga Dou

オリジナル・ピクチャースリーヴ付き（少々擦れあります）。B1.の曲の冒頭部分で周期的なノイズが出ます。

コンディション：VG++/VG//VG++/VG+/WOL マトリックス番号：E3PW1656-1S / EPPW1657-1S // E3PW1659-1S / E3PW1658-2S

アーティスト【アーサ・キット】



黒人女性ジャズ～ポップ・シンガー、女優、キャバレー・スター。1927年サウス・キャロライナ州ノース生まれ。本名 Eartha Mae Kitt 。黒人チェロキーインディアンの母と白人の混血。1943年にキャサリン・ダンハン・カンパニー（Katherine Dunham Company）のメンバーとして歌い始め、1948年に映画／レコード・デビュー。1954年にはRCA VICTORレーベルで「C'est Si Bon」や、クリスマス・ソングのスタンダードとなったいる「Santa Baby」等をヒットさせている。後はブロードウェイ歌手や女優として映画／テレビでも成功を収め、とくに1967年から2年間出演した『Batman』ではキャット・ウーマン役を努め、さらに有名となった。しかし政治的な発言が弾圧され、1968年には反戦運動家とみなされアメリカの芸能界を追放され、ヨーロッパやアジアを中心に活動し、1970年代後半になりようやくアメリカの芸能界に復帰した。