Dusty Springfield - Whisin' & Hopin' / Do Re Mi

60年代のイギリスを代表する白人女性ポップ・シンガー／ダスティ・スプリングフィールドが、1964年5月にPHILIPSレーベルからリリースしたシングルです。ジョニー・フランズのプロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高6位、カナダのチャートで最高2位を記録しました。英国ではアルバム『A Girl Called Dusty』に収録された作品でヒットしておりません。

前年にバート・バカラック＆ハル・デイヴィッド書き、ディオンヌ・ワーウィックが初吹き込みをした同名作品のカバーです。



ワーウィックのアルバム曲を聴いていたダスティ・スプリングフィールドは、1964年1月にオリンピック・スタジオで「ウィシン・アンド・ホーピン」を録音しました。アイヴァー・レイモンドがアレンジを担当してセッションを指揮し、セッションには、ドラムのボビー・グラハム、ギターのビッグ・ジム・サリバン、そしてボーカル・グループのザ・ブレイクアウェイズが参加していました。 

本作のヒットをきっけかに、イギリスのビートグループ／ザ・マージービーツによるカバーも同時期にヒットしており、イギリスの人気テレビ番組『Ready Steady Go』にダスティーとザ・マージービーツが同時に出演して歌うという記録も残されています。



裏面曲はリー・ドーシーのR&Bカバーで、こちらはアップテンポのブリティッシュR&Bとなる2サイダーです。

コンディション：VG+/VG+ マトリックス番号：PHW31845 1 / PHW31837 1

アーティスト【ダスティ・スプリングフィールド】



女性ポップ～ブルーアイド・ソウル シンガー。1939年イギリス・ロンドン生まれで、1993年に59歳の若さで死去。本名 Mary Isobel Catherine Bernadette O'Brien 。1960年に兄達とフォーク・ポップ・グループ／ザ・スプリングフィールズ（The Springfields）を結成して活動した。その後アメリカのR&Bガール・グループ／ジ・エキサイターズの「Tell Him」を聞いて衝撃をうけ、ヴォーカル・スタイルをR&B寄りに変更し、1963年に英米共にPHILIPSレーベルよりソロ・デビュー。デビュー作の「I Only Want to Be with You」は世界的に大ヒットを記録し、以降も「Stay Awhile」「Wishin' and Hopin'」「I Just Don't Know What to Do with Myself」等を大ヒットさせ、世界的なスター歌手として知られるようになった。また1969年のアルバム『Dusty In Memphis』はブルー・アイド・ソウルの名盤と誉れ高い。