Del Shannon - Hats Off To Larry / Don't Gild The Lily, Lily
1961 USA Original 45rpm Record [BIGTOP/3075]
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「ランナウェイ」や「キープ・サーチン」といったヒットや、哀愁のある自作曲を、裏声を交えたエネルギッシュなヴォーカルで歌うスタイルで人気を博したロックンロール、ポップ・シンガー、ソングライター/デル・シャノンが、1961年5月にBIGTOPレーベルからリリースしたシングルです。ビルボード・ホット100チャートに13週間留まり最高5位、UKシングルチャートで最高6位、カナダCHUMチャートで最高1位、オーストラリアとニュージーランドでそれぞれ最高2位、南アフリカで最高8位を記録しました。日本では邦題「花咲く街角」として知られています。
前ヒット作「ランナウェイ」をフォローアップしたシャノン自作による哀愁のあるメロディーの楽曲を、ロックンロールな8ビートに乗せて、エネルギッシュなボーカルで歌う60's ロックンロール・クラシックス!「ランナウェイ」同様に、ミュージトロン(Musitron)と呼ばれる初期のシンセサイザーを用いた、鍵盤楽器奏者/マックス・クルック(Max Crook)による伴奏も光る名作です。
Max Crook
裏面は哀愁のある楽曲のポップ・ナンバーです。
コンディション:VG(+)/VG(+)/WOL/SOL マトリックス番号:BG-1205 BellSound / BG-1206 BellSound |
アーティスト【デル・シャノン】
ロックンロール、ポップ・シンガー、ソングライター。1934年ミシガン州グランドラピッズ生まれで、1990年に死去。本名 Charles Weedon Westover 。ハンク・ウィリアムスやハンク・スノウといったカントリー音楽を聴いて育ち、1954年にアメリカ軍隊に招集され、派遣先のドイツでザ・クール・フレイムス(The Cool Flames)というバンドを結成しギタリストとして活動。軍役から戻ると、トラックドライバーやカーペットのセールスマンの仕事をする傍ら、ダグ・ディモット(Doug DeMott)のバンドにギタリストとして参加し、「The HI-Lo Club」で演奏。ところがリーダーのダグ・ディモットがクビとなり、デル・シャノンがチャーリー・ジョンソン(Charlie Johnson)という芸名になりザ・ビッグ・リトル・ショウ・バンド(The Big Little Show Band)という新グループ名に変更して活動。1959年このバンドにピアノ/オルガン奏者のマックス・クルック(Max Crook)が参加し、彼が演奏したミュージトロン(Musitron)という鍵盤楽器は、最初期のシンセサイザー的な役割を果たし、ロックンロール/ポピュラー・ミュージックに新たな音色を吹き込んだ。マックスの紹介でアンアーバーのDJオリー・マクラフリンに録音したデモ音源がきっかけで、1960年にはデトロイトで行われたタレントショウに出演するきっかけを得る。同年にBIGTOPレーベルと契約に成功し、芸名を新たにデル・シャノンとしてデビュー。1961年には「Runaway」がナショナルヒットとなり、続く「Hats Off to Larry」も大ヒットを記録。同レーベルには1963年まで録音しており、1963年にはアメリカ人で始めて、まだ無名だったザ・ビートルズの「From Me to You」をカバーしている。1963年には自身のレーベルBERLEEを立ち上げ、数枚の自主盤を制作。1964年にはAMYレーベルと契約し、「Keep Searchin'」や「Stranger in Town」等をヒットさせた。哀愁のある自作曲を、裏声を交えたエネルギッシュなヴォーカルで歌うスタイルが魅力の歌手である。また彼の代表作品「Runaway」は日本では邦題「悲しき街角」としてヒットしたため、日本では「街角男」という愛称で独自の人気があった事でも知られている。