Canned Heat - On The Road Again / Boogie Music

ヒッピー時代の人気バンドの1つとして知られるようになったブルース＆ロック・バンド、キャンド・ヒートが、1968年4月24日にLIBERTYレーベルからリリースしたシングルです。

カル・カーター・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高16位、カナダのRPMチャートで最高8位、全英シングルチャートで最高8位を記録しました。

1928年にトミー・ジョンソンが吹き込んだ「ビッグ・ロード・ブルース」と、1951年のフロイド・ジョーンズが吹き込んだ「ダーク・ロード」からインスピレーションを得て作曲され、歌詞の一部を引用しています。その為、作者のクレジットにはフロイド・ジョーンズがのっています。





ジョン・リー・フッカーの1949年のヒット曲「ブギー・チレン」を模した催眠術的なワンコードのブギー・リフに加え、アラン・ウィルソンはタンブラと呼ばれる東洋の弦楽器を使用して曲にサイケデリックな雰囲気を与えました。これ以降、ジョン・リー・フッカーの「ブギー・チレン」の演奏スタイルは、この「オン・ザ・ロード・アゲイン」が標準的なロックンロールのパターンになりました。



ボーカルは、当時ボブ・ハイトが主に歌っていたキャンド・ヒートの他の多くの曲とは異なり、セカンド・ギタリストでハーモニカ奏者のアラン・ウィルソンが、スキップ・ジェームスにインスピレーションを得た独特のファルセットで高音のボーカルで歌っています。ウィルソンはハーモニカも演奏しています。

1970年にキャンド・ヒートはジョン・リー・フッカーをゲストに迎え、「ブギー・チレン No. 2」というタイトルの「ブギー・チレン」のアップデート・バージョンを録音ています。







裏面はファンク・スタイルのロック・ナンバーです。

アーティスト【キャンド・ヒート】











1965年にロサンゼルスで結成されたアメリカのブルースおよびロック・バンド。ブルース音楽とそのオリジナル・アーティストへの関心を促進する取り組みで知られています。2人のブルース愛好家であるアラン・ウィルソンとボブ・ハイトによって立ち上げられ、その名前はトミー・ジョンソンの1928年の「キャンド・ヒート・ブルース（Canned Heat Blues）」から取られた。1960年代の終わりにモントレーとウッドストックのフェスティバルに出演した後、バンドはハイト（ボーカル）、ウィルソン（ギター、ハーモニカ、ボーカル）、ヘンリー・ヴェスティン、後にハーヴェイ・マンデル（リードギター）、ラリー、テイラー（ベース）、アドルフォ・デ・ラ・パラ（ドラム）というラインナップで世界的な名声を獲得した。キャンド・ヒートの音楽と姿勢は多くのファンを魅了し、バンドはヒッピー時代の人気バンドの1つとして確立しました。彼らは1960年代の終わりにほとんどの主要な音楽イベントに出演し、ブルースのスタンダードを自作の曲とともに演奏し、時には長いサイケデリックなソロも披露した。代表曲は「Going Up the Country」、「On the Road Again」、「Let's Work Together」の3曲は世界的なヒットとなり知られるようになっている。