Albert Collins - Hot 'n Cold / Dyin' Flu

攻撃的、鋭角的なギター・プレイが売りにし、「凶暴ギター」や「鬼のテレキャスター」という愛称でも親しまれたブルース・シンガー、ギタリスト／アルバート・コリンズが、1966年にTCFレーベルからリリースしたシングルです。

同時期に出されたアルバムからのリードシングルで、アルバム・タイトルにもなった代表作品の一つです。

「熱くて冷たい」というコリンズ自作曲で、1950年代のKINGレーベルのビル・ドゲットを再演したようなシャッフルビートのブルース・インストゥルメンタルです。ウォーキングベースの軽快なリズムに乗せて、全体的にサックスを前面に押し出したアレンジで、コリンズのギターはサイドマンに徹したクールな作品です。

裏面は「インフルエンザで死にそうだ」というタイトルの、ボーカル入りのスロー・ブルースです。

アーティスト【アルバート・コリンズ】










ブルース・シンガー、ギタリスト。1932年テキサス州レオーナ生まれで、1993年肺癌によりラスヴェガスで死去。攻撃的、鋭角的なギター・プレイが売りで、付けられたあだ名が「凶暴ギター」や「鬼のテレキャスター」。7歳の時にヒューストンに家族で移住。1952年に自身のバンドを結成し、地元のクラブで演奏。1958年には地元のKANGAROOレーベルから「Freeze」をヒットさせている。その後もHALL/HALL-WAYレーベル他に良質なインストゥルメンタル・ブルースの録音を残している。