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Jazz 45

Vince Guaraldi Trio - Cast Your Fate To The Wind / Samba De Orpheus

1962 USA Original 45rpm Record [FANTASY/563]

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人気コミック「スヌーピー」のテレビ版「ピーナッツ」のサントラ制作でも知られるジャズ・バンドリーダー、作曲家、ピアニスト、ギタリストのヴィンス・ガラルディが、1962年にUS FANTASYレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボードホット100チャートで22位、イージーリスニングチャートで9位を記録しました。後に歌詞はケアル・ワーバー(Carel Werber)によって書かれ、1963年にグラミー賞の最優秀オリジナル・ジャズ作曲賞を受賞しました。

FANTASYレーベルは、当初はボサノバ風の「サンバ・デ・オルフェウス」のシングルのB面として「キャスト・ユアー・フェイト・トゥ・ザ・ウィンド」をリリースしました。しかし、米国のラジオディスクジョッキーは、よりキャッチーで親しみやすい「キャスト・ユアー・フェイト・トゥ・ザ・ウィンド」を好んでオンエアで再生し、遂にチャートの上位に食い込みました。

「ピーナッツ」のプロデューサー、リー・メンデルソンは、ラジオで「キャスト・ユアー・フェイト・トゥ・ザ・ウィンド」を聞き、グアラルディに1963年のドキュメンタリー「ア・ボーイ・ネームド・チャーリー・ブラウン」の音楽制作を依頼しました。その関係は1965年の名作「ア・チャーリー・ブラウン・クリスマス」を生んだりし、グアラルディとピーナッツのコラボレーションは、グアラルディが1976年2月に47歳で突然死するまで続きました。本作が繋いだ縁は、米国の大衆文化的に重要な出来事であったと言えます。

「キャスト・ユアー・フェイト・トゥ・ザ・ウィンド」は、男性と女性の両方のソロボーカリスト、ポップ、フォーク、ロックグループ、および多くのインストゥルメンタルパフォーマーを含む、幅広いジャンルの多くのアーティストによってカバーされています。特筆すべきは以下のリストです。

1963年、オーストラリアでメル・トーメのバージョンがヒットしました。



1965年、イギリスのイージーリスニンググループであるサウンズ・オーケストラルは、ジャズの影響を受けた中央部分から離れて、ナイトクラブサウンドに曲を編曲し、短いピアノセクションで曲を完成させました。そのバージョンは、英国シングルチャートで5位、米国のビルボードホット100チャートで第10位、米国のイージーリスニングチャートで第1位を獲得しました。



1966年、ノースハリウッドの歌手、シェルビー・フリントは、ビルボードホット100チャートで61位、イージーリスニングチャートで11位に達したバージョンリリースしました。



裏面は本来のシングルA面曲で、1959年の仏・伯・伊合作映画 「黒いオルフェ」のカバーです。



コンディション:NM/NM
マトリックス番号F-2136 / F-2135

アーティスト【ヴィンス・ガラルディ】



ジャズ・バンドリーダー、作曲家、ピアニスト、ギタリスト。1928年サン・フランシスコ生まれのイタリア系アメリカ人。本名 Vincent Anthony ""Vince"" Guaraldi 。人気コミック「スヌーピー」のテレビ版「Peanuts」のサントラ制作で知られる。他FANTASYレーベルに残した「Cast Your Fate To The Wind」がナショナルヒットを記録している。