The Yardbirds - Ha Ha Said The Clown / Tinker, Tailor, Soldier, Sailor

ロック史に輝く3大ギタリスト、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジらを輩出した事でも知られる、サウスウェスト・ロンドン出身のブリティッシュ・ビート～ロック・バンド／ザ・ヤードバーズが、1967年7月17日にEPICレーベルからリリースしたシングルです。ミッキー・モスト・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高45位、カナダのチャートで最高38位を記録しました。

最初に同年にザ・マンフレッド・マンにより録音された曲のカバーです。



1967年までにザ・ヤードバーズは、ジミー・ペイジを唯一のギタリストとするカルテット・スタイルになりましたが、レコード・セールスは低下し始めました。そこでプロデューサーのミッキー・モストがレコーディングを監督するために連れてこられ、「ハ・ハ・セイド・ザ・クラウン」を録音することを提案されましたがザ・ヤードバーズ側からは反対されました。しかし、ミッキー・モストは、アル・ゴルゴーニ（ギター）、ボビー・グレッグ（ドラムス）、ジョー・マッチョ・ジュニア（ベース）、リック・ニールセン（オルガン）らのアメリカのスタジオ・ミュージシャンに録音を手配し、歌手のキース・レルフは後にロンドンでトラックにボーカルをオーバーダビングしました。なので、完全なザ・ヤードバーズ作品とは言えませんが、米国市場向けに制作されたポップ・ナンバーとして異色の仕上がりとなった作品です。

裏面はザ・ヤードバーズの演奏によるロック・ナンバーです。

アーティスト【ザ・ヤードバーズ】













ブリティッシュ・ビート、ロック・バンド。ロック史に輝く3大ギタリスト、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジらを輩出した事でも知られる。1963年頃からサウスウェスト・ロンドンで活動していたザ・メトロポリタン・ブルース・バンドが母体で、間もなくザ・ブルー・サウンズからザ・ヤードバーズにグループ名を変更して活動。初期はシリル・デイヴィスのバッキングを担当したり、ブリティッシュR&Bシーンで活躍。1964年にUK COLUMBIAレーベルと契約し、アメリカ人ブルース・マン、サニー・ボーイ・ウィリアムズ2世とのマーキー・クラブ・ライブ録音盤『Five Live Yardbirds』でデビュー。その後「I Wish You Would」や「Good Morning, School Girl」等、ブルースのカバーを演奏し、1965年以降はポップ・ナンバー「For Your Love」、「Over Under Sideways Down」、「Heart Full of Soul」等を連発してヒットさせていく。グループは1968年に解散した。