The Shadows - Guitar Tango / What A Lovely Tune

2000年代後半までの活動期間中には、英国内で67個ものチャートヒットを残しており、エルヴィス・プレスリー、クリフ・リチャードに次ぐ成功を収めたグループとして知られるUKロック＆ポップ・グループ～インストゥルメンタル・グループ／ザ・シャドウズが、1962年にATLANTICレーベルからリリースしたシングルです（英国COLUMBIA盤発売日：1962年7月27日）。全英シングルチャートで最高4位を記録しましたが、米国内ではまったくヒットしておりません。

元々は、1961年にフランスでジャン・ミシェル・デュファイによって録音された曲です。



1961年にオランダのザ・ジャンピン・ジュウェルズというインストゥルメンタル・グループが先にエレクトリック・ギター主体のバージョンとして取り上げており、ザ・シャドウズのバージョンもそれにインスパイアされたと推測されます。



ラテンのタンゴのリズムを盛り込んだバッキングの演奏に、哀愁のあるギターの音色が響くロックンロール・インストゥルメンタル・クラシックスです。

裏面はザ・シャドウズの控えめのインストゥルメンタルに、英国アクセントの一人語りが入るノヴェルティー作品です。

コンディション：NM/NM マトリックス番号：A-6444-3 AT / A-6443-1 AT

アーティスト【ザ・シャドウズ】



ブリティッシュ・ポップ・グループ、インストゥルメンタル・ロック・グループ。1950年代後半に活動していたザ・ニュー・キャッスル、ザ・レイルローダーズ、ザ・ファイヴ・チェストナッツというスキッフル・グループのメンバーが母体となり、当初はクリフ・リチャードのバッキング・バンド／ザ・ドリフターズとして活動を始める。1959年にEMI系のPARAMORレーベルと契約し、アメリカの同名R&Bグループとの混同を避ける為、グループ名をザ・シャドウズに変更。1960年にジェリー・ジョーダンが作曲した「Apache」が米国とカナダでヒットし、エレキ・インストゥルメンタル・グループとして注目されます。ちょうどその頃にアメリカから起こったザ・ヴェンチャーズやザ・サーファリスらのサーフ・インストゥルメンタル・ブームにも同調し、イギリス版のエレキ／サーフ・グループとして世界的な人気を博している。何度か活動停止期間はあったものの、2000年代後半までの活動期間中には、英国内で67作品ものチャートヒットを残しており、エルヴィス・プレスリー、クリフ・リチャードに次ぐ成功を収めたグループとして知られている。