The Exciters - Tell Him / Hard Way To Go

「テル・ヒム」「ヒーズ・ゴット・ザ・パワー」「ドゥー・ワー・ディディー」等で知られる、ニューヨーク出身の男性メンバー一人を含む男女混成のR&B～ガール・ポップ・グループ／ジ・エキサイターズが、1962年12月にUNITED ARTISTSレーベルからリリースしたシングルです。

ジェリー・リーバー＆マイク・ストーラー・プロデュースによる作品です。


Jerry Leiber & Mike Stoller (+ Elvis Presley)

ビルボード・トップ100チャートで最高4位を記録しました。

ジル・ハミルトン（ジョニー・サンダー）が「テル・ハー」というタイトルで初録音した作品のカバーで、おそらく原曲よりも有名となったポップ・ナンバーです。



バート・ラッセルが作詞作曲をしたキャッチーなアップテンポ・ナンバーを、ティーコ・ウィルシャイア楽団によるフルオーケストラの演奏に乗せて、ソウルフルなボーカルで歌いあげる60's ガールズ・ポップ・クラシックス！

主要となるカバーバージョンも多数あり、イギリスのビリー・デイヴィス、アルマ・コーガン、フランスのクラウド・フランコイス、米国のディーン・パリッシュ、1974年のハロー等によるバージョンが知られており、総じてロックンロールのスタンダードと言っても過言ではない名作であります。











裏面はヴァン・マッコイが作詞作曲をした哀愁のあるバラード作品です。

アーティスト【ジ・エキサイターズ】



R&B～ガール・ポップ・グループ。ニューヨークで結成された、男性メンバー一人を含む男女混成のグループ。1962年にUNITED ARTISTSレーベルと契約し、ジェリー・リーバー＆マイク・ストーラーがプロデュースした、「Tell Him」がナショナルヒットを記録した。同レーベルでは続けて「He's Got the Power」、「Get Him」がヒットしたほか、イギリスのロック・グループ ザ・マンフレッド・マンがヒットさせた「Do Wah Diddy Diddy」のオリジナル・バージョンを吹き込んでいる。またイギリスの女性ポップシンガーのダスティー・スプリングフィールドは、元々フォーク歌手として活動していたが、ジ・エキサイターズの「Tell Him」を聞いてから、その力強いヴォーカル・スタイルに影響を受け、ポップ×ソウルをクロスオーバーさせるブルーアイド・ソウルにヴォーカル・スタイルを路線変更したという逸話が残されている。他にもROULETTEレーベルにも録音があり、1965年に「I Want You To Be My Baby」がマイナーヒットを記録している。