Sly & The Family Stone - If You Want Me To Stay / Babies Makin' Babies

60～70年代にかけて多くのヒットを放ち、ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストにおいて第43位に選定される、サンフランシスコ・ベースの人種性別混合によるファンク・ロック・バンド、スライ＆ザ・ファミリー・ストーンが、1973年6月7日にEPICレーベルからリリースしたシングルです。

スライ・ストーン・プロデュースによる作品です。

バンドにとって最後のトップ20ポップヒットとなり、ビルボード・ホット100チャートで最高12位、ビルボード・R&Bチャートで最高3位を記録しました。

アルバム『フレッシュ』に収録されています。

フロントマンのスライ・ストーンが書いた曲で、恋人に、ありのままの自分でいさせてくれないと、別れを選ばざるを得ないと告げる場面があり、これはストーンが喧嘩の後、将来の妻となるキャスリーン・シルバに書いた謝罪文に由来しているそうです。

ストーンは1970年代初頭には、彼はほとんどの楽曲を一人で作り始めており、バンドの他のメンバーからの意見をほとんど聞かずにこの曲をレコーディングしました。アルバム『フレッシュ』の残りのほとんどの曲は、ストーンがマスターを破棄してアルバムを再録音することを決断する前に完成していました。

1998年にミカ・パリスのバージョンは、はイギリスのシングルチャートに2週間ランクインし、1998年5月16日に最高40位に達しました。

この曲は発表以来、エタ・ジェイムス、エリック・ベネット、マーキュリー・レヴ、ヴィクター・ウッテン、ソウライヴ、パマ・インターナショナル、ロニー、カーミット・ラフィンズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、多くのアーティストによってカバーされてきました。また、映画『メイド・イン・ヘブン』、 『トーク・トゥ・ミー』、『デッド・プレジデンツ』、『マネー・トークス』にも起用されています。

また、スライ・ストーンのほとんどの作品と同様に、多くの曲で「If You Want Me to Stay」のベースラインがサンプリングされてます。

裏面もストーンが書いた曲でミッドテンポのナイス・ファンクです。

オリジナル・カンパニースリーブ付きです。

アーティスト【スライ＆ザ・ファミリー・ストーン】



テキサス州デントン出身の黒人シンガー、ソングライター、プロデューサー／スライ・ストーン（本名：シルヴェスター・スチュアート）を中心にした、サンフランシスコ・ベースの人種性別混合によるファンク・ロック・バンド。スライ自身は60年代初頭よりプロデューサーとしても活躍し、ボビー・フリーマンの「C'mon and Swim」や、ザ・ボー・ブラメルズの「Laugh, Laugh」、「Just a Little」等を手がける。1966年に活動していたスライのグループであったスライ＆ザ・ストーナーズ（Sly & the Stoners）と、フレディー・ストーン（Freddie Stone）のフレディー＆ザ・ストーン・ソウルズ（Freddie & the Stone Souls）という二つのグループが併合し、1967年にスライ＆ザ・ファミリー・ストーンを結成。同年にEPICレーベルと契約し、以降「Dance to the Music」、「Life""」、「M'Lady」、「Everyday People」、「Stand!」、「Hot Fun in the Summertime」、「Fun」、「Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)」、「Everybody Is a Star」、「I Want to Take You Higher」、「Family Affair」、「Runnin' Away」等の多くのヒットを1975年頃まで連発している。ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストにおいては第43位に選定されている。