Sheb Wooley - The Purple People Eater / I Can't Believe You're Mine

50年代の西部劇俳優として大変人気のあった俳優でポップ・シンガーでもあるシェブ・ウーリーが、1958年5月にMGMレコードからリリースしたシングルです。ビルボード・ホット100チャートで最高1位、ビルボード・R&Bチャートで最高18位、カナダのチャートで最高1位、UKシングルチャートで最高1位を記録しました。日本では邦題「ロックを踊る宇宙人」としても知られています。



曲はロックンロール・バンドに参加したい奇妙な生物（宇宙人）が地球にやってくる物語です。パープル・ピープル・イーターと呼ばれる生物の声はザ・チップマンクス風のテープ早回しで生成されました。MGMレコードは、持ち込まれたアセテート盤の音源を聴きましたが、当初はこの曲を拒否しました。しかし曲はMGMレコードのオフィスで働く若者に人気で、ランチタイムには最大50人がそのアセテート盤を聴いていました。そこでMGMレコードのフロントオフィスはそれに気づき、再協議され、最終的に曲が販売されることになりました。

1958年にジャッキー・デニスがカバーしUKシングルチャートで最高29位に達しました。



1958年にイギリスのコメディアン／バリー・クライアーによるバージョンがフィンランドのチャートで1位になりました。



裏面はバラードです。

アーティスト【シェブ・ウーリー】



白人ポップ・シンガー、俳優。1921年オクラホマ州エリック生まれで、2003年に死去。本名 Shelby "Sheb" F. Wooley 。初期は地元やテキサスでカントリー＆ウェスターンのバンドで活動し、1949年にカリフォルニア州ハリウッドに移住。その後、主に西部劇を中心に俳優として活動し、1954年に出演した『High Noon』で一躍人気スターとなった。そして『The Adventures of Kit Carson』や『Rawhide』等の人気西部劇シリーズのレギュラーを次々獲得していきます。歌手としては、1955年にMGMレーベルと契約し、1958年に「The Purple People Eater」と、1962年に「That's My Pa」が大ヒットし、70年代前半まで録音を続けている。