Pearl Bailey - I Can't Rock & Roll To Save My Soul / The Gypsy Goofed

元祖“ムーンウォーク”で知られるタップダンサー／ビル・ベイリーの妹としても知られる黒人女性ポップ＋R&B・シンガーで女優のパール・ベイリーが、1956年にMERCURYレーベルからリリースしたシングルです。

「聖者の行進」を想起させるキャッチーなアップテンポ曲で、「ロックンロールでは私の魂を救えない」という意訳ですが、曲の内容はしっかりとロックンロールしている作風です。シスター・ロゼッタ・サープ風のギターをフィーチャーしており、ベイリーのゴスペル・ボーカルも素晴らしいフィメールR&B・ロッカー！V.Aコンピレーション・アルバム『Swing Me High ! Vol.3』『Girls Gone Rockin'』『Rock 'N' Roll Girls』『I Hate Cherries Vol.2』に収録された他、イギリスのDJギャズ・メイオール氏選曲による『ROCK 'N' ROLL #58』にも収録されています。



裏面はシャッフル・リズムのR&Bです。

オリジナル・カンパニースリーブ付きです。

アーティスト【パール・ベイリー】



黒人女性ポップ＋R&B・シンガー、女優。1918年ヴァージニア州サウザンプトン・カントリー生まれで、1990年に死去。本名 Pearl Mae Bailey 。1946年の「St. Louis Woman」や、1968年の「Hello, Dolly!」等の舞台女優/歌手として有名な国民的シンガー。元祖“ムーンウォーク”で知られるタップダンサー／ビル・ベイリーは彼女の実兄。1930年代はフィラデルフィアのナイトクラブに出演し、1940年代はニューヨークに活動の拠点を移し、キャブ・キャロウェイやデューク・エリントン楽団らと競演。レコーディング歌手としては、MERCURY, ROULETTEレーベル他に録音があり、1952年に「Takes Two to Tango」がヒットした。ルイ・ジョーダン路線のR&B感覚と、サラ・ヴォーンをフォローのジャジーな要素を持ち合わせた名歌手である。