Paul Anka - Kissin' On The Phone / Cinderella [Canada]

「ダイアナ」他多くのヒット曲を世に送り出した事でも知られるカナダ・オンタリオ出身のポップ・シンガー、ソングライター／ポール・アンカが、1961年にカナダのSPARTONレーベルからリリースしたシングルです。

シッド・フェラー・プロデュースによる作品です。


Sid Feller (left) (& Ray Charles : right)

ビルボード・ホット100チャートで最高35位、キャッシュボックスチャートで最高32位、カナダのCHUMチャートで最高17位を記録しました。

日本では邦題「電話でキッス」として知られています。

カントリー・スタイルのメロディアスな楽曲を、スタン・アップルバウムが指揮する上質なオーケストラサウンドで仕上げた60's ポップス・クラシックスです。いわゆる「ティーン・ポップ」の典型的な好例ともいえる名作でもあります。


Stan Applebaum

日本では佐野修＆ダニー飯田とパラダイス・キング、飯田久彦、フランツ・フリーデル他によってカバーされています。





裏面はポールによる自作曲で、こちらもビルボード・ホット100チャートで最高70位、キャッシュボックスチャートで最高73位、カナダのCHUMチャートで最高17位、イタリアのチャートで最高12位を記録した両面ヒット盤です。こちらも明るく華やいだサウンドが特徴的なティーン・ポップ・2サイダーです。

アーティスト【ポール・アンカ】





ポップ・シンガー、ソングライター。1941年カナダ・オンタリオ生まれの、レバノン系カナダ人（1990年にアメリカ市民権を獲得）。本名 Paul Albert Anka 。1956年14歳でR&Bグループ／ザ・ジャックスがコーラスを担当したR&BナンバーでRPMレーベルよりデビュー。1957年にABC PARAMOUNTレーベルに移籍し、「Diana」のヒットを皮切りに「My Home Town」「Lonely Boy」「Put Your Head On My Shoulder」といったヒット曲を連発し、一時期はティーンアイドルとしても人気を博した。1960年にRCA VICTORレーベルに移籍し、「Eso Beso」他のヒット曲を連発し、ポピュラー歌手として大成功を収めています。70年以降はBUDDAHレーベル他に録音を残す。また作曲家としても評価されており、一時期恋人関係であったアネット・ファニセロへの楽曲提供（「Train Of Love」等）や、バディー・ホリーの「It Doesn't Matter Anymore」、トム・ジョーンズの「She's A Lady」、マイケル・ジャクソンの「I Never Heard」等は、ポールが作曲した作品として知られている。