Patty Labelle & The Blue Bells - You'll Never Walk Alone / Where Are You

後にソロ・シンガーとしても有名になる女性R&B～ソウル・シンガー／パッティー・ラヴェルが在籍した事で知られる女性R&B～ソウル・ボーカル・グループ、ザ・ブルー・ベルズが、1963年にNICETOWNレーベルからリリースしたシングルです。

翌年にPARKWAYレーベルからディストリビュートされた、その時にビルボード・ホット100チャートで最高34位を記録しました。



1949年にロジャース＆ハマースタインが作曲した、ミュージカル『カルーセル』挿入曲＝「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」のカバーです。曲自体はフットボール・アンセムとしても有名になりました。

リチャード・ローマというアレンジャーが指揮する壮大なオーケストラをバックに、ゴスペル・スタイルのボーカルでソウルフルに歌い上げる60's R&B、極上のアーリーソウル・バージョンです。

裏面も美しいバラードです。

アーティスト【パティー・ラベル＆ザ・ブルーベルズ】











女性R&B～ソウル・ボーカル・グループ。1958年頃に結成されたジ・オーデッツ（The Ordettes）とザ・デル・キャプリス（The Del Capris）という2グループが前身となり、1961年にフィラデルフィア出身の女性R&B～ソウル・シンガー／パッティー・ラヴェルが加入後、グループ名をザ・ブルー・ベルズに変更して活動を開始した。1962年にシカゴのR&Bガール・グループ／ザ・スターレッツ（The Starlets）が録音した「I Sold My Heart To The Junkman」が、なぜかザ・ブルー・ベルズ名義でNEWTOWNレーベルよりリリースされて全国的に大ヒットを記録し、本当に録音をしたザ・スターレッツは知られる事なく、こちらのザ・ブルー・ベルズが勝手に有名になってしまったという珍奇な経緯がある。売れた勢いを維持したまま、1963年にNEWTOWN, NEWTIME, NICETOWN, KINGレーベルに録音を残し、同年に「Down the Aisle (The Wedding Song)」がナショナルヒットしている。その後はPARKWAY, ATLANTICレーベルにも録音を残し、「Over The Rainbow」等をヒットさせた。ゴスペルやドゥーワップ色が強いバラードで人気を博した。リードシンガーのパッティー・ラベルは70年代以降はソロ歌手としてもヒット曲を放ち、2010年代以降も現役で活躍中である。