Neil Sedaka (The Marvels) - Oh Delilah / Neil's Twist
1962 USA Original 45rpm Record [PYRAMID/623]
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60年代初頭を代表する売れっ子歌手として有名なだけでなく、作詞家ハワード・グリーンフィールドとの作曲家コンビでも多くのヒット曲を提供してきた、ニューヨークのブリルビルディングを代表する一流の作曲家としても知られる、ポップ・シンガーでソングライターのニール・セダカが、1962年2月にPYRAMIDというレーベルからリリースした「ザ・マーヴェルズ&ニール・セダカ」名義でのシングルです。
当時セダカはRCA VICTORレコードと契約しており、さらにセダカはかなり売れていたため、わざわざマイナーなレーベルからシングルを出す理由もないので謎めいたシングルです。さらに不思議なのは、無名レーベルにも関わらず、当時この曲が世界各国に流通している点です。シングルはイギリス、ドイツ、イタリア、ギリシャ、インド、オランダでリリースされており、強力な流通ネットワークに乗っていたことが分かります。それでも米国を含め、いずれの各国でもヒット記録はありません。
曲はニール・セダカとハワード・グリーンフィールドによって書かれており、不貞な女性を意味する(愛人や裏切り女)デライラというタイトルです。
Neil Sedaka & Howard Greenfield
哀愁のあるメロディアスな楽曲をマーチングバンド風のリズムとコーラスで仕上げており、未ヒットながらに上質なポップ・ナンバーなのでおすすめです。
裏面は「オー、デライラ」のインストゥルメンタル・バージョンで、こちらはザ・マーヴェルズの演奏によるツイスト・ロックンロールとなる2サイダー盤です。
コンディション:VG++/VG++ マトリックス番号:623A-1A ZTSP81410-1A / 623B-1B ZTSP81411-1B |
アーティスト【ニール・セダカ】
ポップ・シンガー、ソングライター、ピアニスト。1939年ニューヨーク市ブルックリン生まれ。60年代初頭を代表する売れっ子歌手として有名。それだけでなく、作詞家ハワード・グリーンフィールドとの作曲家コンビでも多くのヒット曲を提供する、ニューヨークのブリルビルディングを代表する一流の作曲家でもある。自分のコーラスを多重録音したアレンジメントも独創的であった。初期はホワイト・ドゥーワップ・グループ/ザ・トーケンズに在籍し、MELBAレーベルから「While I Dream」等を作曲してリードヴォーカルも担当した。1958年にはコニー・フランシスに提供した「Stupid Cupid」がヒットして一躍注目される。1958年にソロ歌手としてRCA VICTORレーベルと契約し、「The Diary」「Oh! Carol」「Stairway to Heaven」「Calendar Girl」「Little Devil」「Happy Birthday Sweet Sixteen」「Breaking Up Is Hard to Do」といったヒット曲を1967年頃まで連発した。70年代はイギリスで再評価され、いくつかの新作がイギリスでチャートヒットもしている。1985年には、日本でTVアニメ『機動戦士Zガンダム』のオープニング&エンディング・テーマ曲を提供している。2010年代も現役で活躍中。