Neil Sedaka - Oh! Carol / One Way Ticket
1959 USA Original 45rpm Record [RCA VICTOR/47-7595]
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60年代初頭を代表する売れっ子歌手として有名なだけでなく、作詞家ハワード・グリーンフィールドとの作曲家コンビでも多くのヒット曲を提供してきた、ニューヨークのブリルビルディングを代表する一流の作曲家としても知られる、ポップ・シンガーでソングライターのニール・セダカが、1959年にRCA VICTORレーベルからリリースしたシングルです。
アル・ネヴィンス・プロデュースによる作品です。
Al Nevins, Don Kirshner & Neil Sedaka
ビルボード・ホット100チャートで最高9位、ビルボード・R&Bチャートで最高27位、カナダのCHUMチャートで最高4位、全英シングルチャートで最高3位を記録しました。
1958年にニール・セダカとハワード・グリーンフィールドによって書かれた曲です。
Neil Sedaka & Howard Greenfield
セダカがこのレコードを制作した当時、彼の2枚目と3枚目のシングル「アイ・ゴー・エイプ」と「クライング・マイ・ハート・アウト・フォー・ユー」はチャート成績が悪く、RCA VICTORレーベルは彼をレーベルから除籍する段取りをしていました。プロデューサーのアル・ネヴィンズはRCA VICTORの幹部を説得して、セダカに最後のチャンスを与えるようにしました。ヒット曲を作ろうと決意したセダカは、その日の上位3枚のシングルを購入し、繰り返し聴き、メロディー、コード進行、歌詞のスタイルを研究して作曲したそうです。そのせいか、曲はザ・ダイアモンズの「リトル・ダーリン」に雰囲気が似ています。
曲の「キャロル」とは、セダカの高校時代の元ガールフレンドであり、ブリル・ビルディングのソングライター仲間でもあるキャロル・クラインのことでした。その後、彼女はジェリー・ゴフィンと結婚し、ゴフィンはこの曲を取り上げ、遊び心のある返答曲の「オー!ニール」を書き、同年(1959年)にキャロル・キングという芸名でシングルとしてリリースしましたが失敗しました。
裏面は、ジャック・ケラーとハンク・ハンターが書いた曲です。ブルージィで哀愁のある汽車をモチーフにしたポップス・2サイダーです。
本国アメリカではシングルのB面曲でしたが、日本のポップチャートで最高1位を獲得しました。
イギリスのディスコバンド、エルプション(Eruption)によるカバーが1979年前半にヨーロッパで大ヒットし、オーストリアとスイスでチャートのトップに躍り出て、ヨーロッパ全体でトップ10入りしました。
オリジナル・カンパニースリーブ付きです。
コンディション:VG++/VG++ マトリックス番号:K2PW5361-3S A6 / K2PW5362-3S B2 |
アーティスト【ニール・セダカ】
ポップ・シンガー、ソングライター、ピアニスト。1939年ニューヨーク市ブルックリン生まれ。60年代初頭を代表する売れっ子歌手として有名。それだけでなく、作詞家ハワード・グリーンフィールドとの作曲家コンビでも多くのヒット曲を提供する、ニューヨークのブリルビルディングを代表する一流の作曲家でもある。自分のコーラスを多重録音したアレンジメントも独創的であった。初期はホワイト・ドゥーワップ・グループ/ザ・トーケンズに在籍し、MELBAレーベルから「While I Dream」等を作曲してリードヴォーカルも担当した。1958年にはコニー・フランシスに提供した「Stupid Cupid」がヒットして一躍注目される。1958年にソロ歌手としてRCA VICTORレーベルと契約し、「The Diary」「Oh! Carol」「Stairway to Heaven」「Calendar Girl」「Little Devil」「Happy Birthday Sweet Sixteen」「Breaking Up Is Hard to Do」といったヒット曲を1967年頃まで連発した。70年代はイギリスで再評価され、いくつかの新作がイギリスでチャートヒットもしている。1985年には、日本でTVアニメ『機動戦士Zガンダム』のオープニング&エンディング・テーマ曲を提供している。2010年代も現役で活躍中。