Little Johnny Taylor - Somewhere Down The Line / Part Time Love

「パート・タイム・ラヴ」のヒットでブルース＆ソウルの第一人者として人気を博した、ウェストコースト・ブルース～ソウル・シンガー／リトル・ジョニー・テイラーが、1963年にGALAXYレーベルからリリースしたシングルです。

ジ・オリンピックス等を手がけたことが知られる、クリフ・ゴールドスミス・プロデュースによる作品です。

テイラー自作によるブルース曲を、ハープとホーンセクションをフィーチャーしたスモールコンボ・サウンドによるスウィングに乗せて、豪快なボーカルで歌う60's R&B・ナンバーです。

2013年にUK KENTレーベルよりリリースされたV.Aコンピレーション・アルバム『New Breed Blues With Black Popcorn』に収録されました。



「ニューブリードR&B」という造語は、元々は「ブルース＆ソウル（ブルーズンソウル）」等とコレクター間で呼ばれていたサウンドの進化系で、リトル・ジョニー・テイラーのこの曲は、そのサウンドの好例を示す内容で素晴らしいです。

裏面はチャート作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高19位、ビルボード・R&Bチャートで最高1位を記録しました。

クレイ・ハモンド作による「浮気のブルース」となる60's ブルース・クラシックスです。

コンディション：NM/NM/WOL マトリックス番号：F-2279-1 / F-2280-1

アーティスト【リトル・ジョニー・テイラー】



Little Johnny Taylor (born Johnny Lamont Merrett; February 11, 1943 Gregory, Arkansas, United States - May 17, 2002 Conway, Arkansas) ブルース～ソウル・シンガー。ウェストコーストR&B。スタックスで有名になるジョニー・テイラーとは別人。1950年にロサンジェルスに移住し、ゴスペルの名家／ザ・マイティー・クラウズ・オブ・ジョイ（The Mighty Clouds of Joy）に参加。その後リトル・ウィリー・ジョンに影響をうけてR&B歌手に転向し、1960年にSWINGIN'レーベルからソロデビューを果たす。1963年にサンフランシスコのGALAXYレーベルと契約し、「You'll Need Another Favor」、「Part Time Love」他をヒットさせた。ボビー・ブランド・スタイルのR&B唱法で、ソウル・ブルースのパイオニアの一人として活躍した名歌手である。他にもRONNレーベルにも録音あり。