Little Caesar & The Romans - Those Oldies But Goodies / She Don't Wanna Dance

デヴィッド・シーザー・ジョンソンを中心にしたロサンジェルス出身のR&Bグループ／リトル・シーザー＆ザ・ローマンズが、1961年にDEL-FIレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで28位、ビルボード・R&Bチャートで9位を記録しました。

元々はR&Bシンガー／ソニー・ナイトに提供予定だったという作品です。この曲の作者ポール・ポリティ（Paul Politi）＆チャールズ・ライト（Charles Wright）のチャールズは、後にワッツ・103rd.ストリート・リズム・バンド（Watts 103rd Street Rhythm Band）のリーダーとして活躍しています。

1950年代の「古き良き時代」をノスタルジックに懐古したメロウな三連バラード曲を、豪快なコーラスに乗せて、リトル・シーザーの美声ボーカルが熱っぽく歌い上げる60's ドゥーワップ・クラシックス！曲のタイトルに“オールデーズ”という単語を用いた事から、「オールディーズ」の語源のルーツになったことでも知られる重要作品です。

裏面は屈強なギターで幕を開けるダンス・ナンバーで、全体的にハンク・バラード＆ザ・ミッドナイターズをイミテートしたR&B・2サイダー盤！

アーティスト【リトル・シーザー＆ザ・ローマンズ】



R&B・グループ。1959年頃にロサンジェルスで結成されたザ・キューバンズ（The Cubans）というグループが前身で、歌手デヴィッド・シーザー・ジョンソンが加入してからグループ名をザ・ローマンズ(The Romans)に変更して活動する。録音はDEL-FIレーベルにあり、1961年にリバイバル・ドゥーワップの傑作「Those Oldies But Goodies」と、「Hully Gully Again」の2作品がヒットしている。