Jewel Akens - The Birds & The Bees / Tic Tac Toe

テキサス出身のポップR&B・シンガー／ジュエル・エイケンズが、1964年にERAレーベルからリリースしたシングルです。ビルボードホット100チャートで3位、キャッシュボックスシングルチャートで2位、ビルボードR&Bチャートで21位、英国シングルチャートで29位、オーストラリアで3位、ベルギー（フランダース地域）で6位、オランダで3位、ノルウェーで4位を記録しました。

ファッツ・ドミノの「ブルーベリー・ヒル」や、ウィルバート・ハリソンの「カンサス・シティー」等、1950年代の正調R&Bをベースにした作風で、歌詞には、若者の性教育として一般的に言及されている「鳥と蜂」のイディオムに基づいた内容が含まれています。曲はERAレーベルのオーナー／ハーブ・ニューマンの12歳息子によって書かれたとされており、それをエーケンスが4つまたは5つの異なるアレンジを行い、原曲の形式を大幅に磨きあげ完成させました。

録音はゴールド・スター・スタジオ録音で、レコーディングのミュージシャンには、ギターのビリー・ストレンジとアーヴァン・コールマン、ベースのボブ・ウェストとアーサー・ライト、ドラムのハル・ブレイン、ピアノのレオン・ラッセルが含まれています。サウンド・エンジニアのスタン・ロスは、オルガン用のスピーカーにギターを繋ぎ、コーラシング（chorusing）と呼ばれる革新的なサウンドを発見した事でも知られます。

英国ではアルマ・コーガンがカバーし、1965年の夏に3週間スウェーデンで1位を獲得し、デンマークとノルウェーの両方でトップ10のヒットを獲得し、それぞれのピークは8位と4位でした。



1971年にボビー・G・ライスによるカバーが、カントリー＆ウェスターンチャートで33位に達しました。



裏面はエディー・ダニエルズとの共作によるメロディアスなポップR&B作品で、こちらも聴き応えがあるのでお薦めです。

コンディション：VG(+)/VG(+) マトリックス番号：ERA 459B 54496-X / BSN-453 54495

アーティスト【ジュエル・エイケンズ】



R&B～ソウル、ポップ・シンガー。1940年テキサス州ヒューストン生まれ。1960年にエディー・ダニエルズとのデュオ、ジュウェル＆エディー（Jewel and Eddie）としてSILVERレーベルに録音を残す。このセッションにはロックンローラーのエディー・コクランがギターで伴奏した。1965年にソロ歌手としてERAレーベルと契約し、同年に「The Birds And The Bees」がナショナルヒットとなっている。