Huey "Piano" Smith & The Clowns - Pop-Eye / Scald-Dog
1962 USA Original 45rpm Record [ACE/649]
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「ロッキン肺炎ブギウギ流感」他、ズンドコ明るく能天気なロックンロールやR&Bで人気を博した、ニューオーリンズR&Bピアニスト+グループ/ヒューイ・“ピアノ”・スミス&ザ・クラウンズが、1962年にACEレーベルからリリースしたシングルです。
ビルボード・ホット100チャートで最高51位を記録しました。
コミック・カートゥーンの人気キャラクター『ポパイ』を題材にしたノヴェルティー曲を、ぐいぐいと前のめりなリズムで迫るザ・クラウンズの演奏と、勢いのあるボーカル+コーラスで掛け合うニューオーリンズR&B・クラシックス!
Popeye
この曲のヒットをきっかけにポパイ・ダンスが流行し、ダンス物のメッカだったフィラデルフィアでも、ドン・コヴェイによる「ポパイ・ワドル」や、ザ・シェリーズの「ポッ、ポッ、ポパイ」等のフォロワーが登場した重要作品です。
裏面はアップテンポのR&Bで、こちらも能天気な雰囲気のニューオーリンズR&Bです。
コンディション:VG/VG マトリックス番号:94-450 / 94-451 |
アーティスト【ヒューイ・“ピアノ”・スミス】
R&B・ピアニスト、作曲家、バンド・リーダー。ニューオーリンズR&B。1934年ルイジアナ州ニューオーリーンズ生まれ。プロフェッサー・ロングヘア(Professor Longhair)に影響をうけてピアノを演奏。シャッフルする右手のブレイクは彼の持ち味で、後続のプレイヤーにも影響を与えている。8歳ですでに作曲を始め、中学校の時には友人とスリック&ダーク(Slick & Dark)というコンビを結成して活動。15歳でクラブに出入りする様になり、ギター・スリム(Guitar Slim)等で伴奏し徐々に注目されていく。1952年、18歳の時にニューヨークのSAVOYレーベルと契約してデビューし、アール・キング(Earl King)と組んだ作品を初録音。その後地元ニューオーリンズでスタジオ・ミュージシャンとして生計をたて、リトル・リチャード、ロイド・プライス、アール・キング、スマイリー・ルイス等のセッションで伴奏。1957年には女装(オカマ)シンガー/ボビー・マーチャン(Bobby Marchan)をフロント歌手にした、自身のバンド/ザ・クラウンズ(The Clowns)を結成し、同年にACEレーベルと契約し「Rockin' Pneumonia and the Boogie Woogie Flu」が初ヒットを記録した。以降も同レーベルで「Don't You Just Know It」や、「Pop-Eye」をヒットさせたり、フランキー・フォードのヒット曲「Sea Cruise」ではバッキングを演奏したりしている。その後、VINレーベルにも録音したり、ディヴ・バーソロミュー(Dave Bartholomew)を便り、IMPERIALレーベルに移籍するものの、そこでは大きな成功は得ていない。黄金期はやはりACEレーベル時代で、ご機嫌で能天気な、極楽ムードのニューオーリーンズ・ロックンロールを爆発させ、ビートに乗って楽しく掛け合う、ノヴェルティーなダンス・ナンバーで人気を博している。