Danny Williams - White On White / The Comedy Is Ended

「英国のジョニー・マティス」愛称でも親しまれた南アフリカ出身の黒人ポップ・シンガー／ダニー・ウィリアムスが、1964年にUNITED ARTISTSレーベルからリリースしたシングルです。ジャック・ゴールド・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高9位、ビルボード・ミドルロードシングルチャートで最高3位を記録しました。

曲は二つの解釈がなされており、歌詞の「彼女は13歳の時から私の唯一の愛だった」という点から紐解き、元カノの結婚式を目撃して悲しい主人公の視点である。、もしくは、この曲の主人公は花嫁の父親の視点である。というものです。ドン・コスタが演奏をした上質なオーケストラ・サウンドに、味のあるボーカルで歌った60's ポップス・クラシックスです。

裏面もポップ・バラードです。

アーティスト【ダニー・ウィリアムス】



南アフリカ出身の黒人ポップ・シンガー。1942年南アフリカ・イースタンケープ生まれで、2005年に死去。愛称は「英国のジョニー・マティス」。14歳の時に地元のタレント・コンテストで優勝し、その後ゴールデン・シティー・ディキシーズ（Golden City Dixies）というグループで活動。1959年にロンドンで行われたショウに出演し、EMIレコードの ノーマン・ニューウェル（Norman Newell）に見出されHMVレーベルと契約。1961年に「We Will Never Be As Young As This Again」、「Moon River」がUKシングルチャートでNo.1ヒットを記録し、その後ヘレン・シャピロらとツアーをし、そこでは有名になる前のザ・ビートルズが前座を努めた。1964年には「White On White」がアメリカでもナショナルヒットとなり、以降もHMVレーベルには1967年まで録音を続ける。以降クラブ歌手として活動したり、1977年には「Dancin' Easy」をヒットさせたりした。