Chuck Jackson - Any Day Now / The Prophet

1980年頃までのヒット曲の数々と、ビリー・エクスタインやジャッキー・ウィルソンに影響を受けた、品格のあるダイナミックな唱法で人気を博したR&B～ソウル・シンガー／チャック・ジャクソンが、1962年にWANDレーベルからリリースしたシングルです。

ルーサー・ディクソン・プロデュースによる作品で、ビルボード・トップ100チャートで23位、ビルボード・R&Bチャートで2位を記録しました。

バート・バカラック＆ボブ・ヒラードが作詞作曲をしたメロディアスな楽曲を、バート・キーズの指揮による都会的なサウンドに乗せて、持ち前のダイナミックなボーカルで歌う60's R&B・クラシックス！

音楽ジャンルを問わずにカバーが多い作品でありますが、1969年のエルヴィス・プレスリーや、1982年のロニー・ミルサップによるバージョンがよく知られる様になっています。





裏面はルーサー・ディクソンとローズ・マリー・マッコイの競作によるバラードで、アレンジメントはキャロル・キングが手がけた上質なポップR&Bでおすすめです。

アーティスト【チャック・ジャクソン】











R&B～ソウル・シンガー。1937年サウスキャロライナ生まれで、ピッツバーグ育ち。初期はR&Bグループ／ザ・ヴァーサタイルズ（The Versatiles）に在籍し、その後ザ・デル・ヴァイキングス（The Del-Vikings）に参加してFEE BEE, DOTレーベルに初録音をする。1959年にソロ歌手としてチャールズ・ジャクソン名義でPETITE, CLOCKレーベル、1960年にチャック・フラミンゴ名義でCLOCKレーベルに録音。1961年にWANDレーベルと契約を交わし、「I Don't Want To Cry」、「Any Day Now」といった都会的なR&B～ポップ・ソウルをヒットさせチャートの常連となっていく。1968年以降はMOTOWN, ABC, ALL PLATINUM, BULLDOG, EMI AMERICAレーベルに録音があり、1980年頃までチャートヒットを続けている。ビリー・エクスタインや、ジャッキー・ウィルソンに影響を受けた、ダイナミックで品格のあるボーカル・スタイルに特色のある名歌手である。