Skip to product information
1 of 2

Blues 45

Billy Stewart - Billy's Blues Part 1 / Billy's Blues Part 2 (ARGO Label)

1956 USA Original 45rpm Records [ARGO/5256]

Regular price
¥2,200 JPY
Regular price
Sale price
¥2,200 JPY
- Points

↑獲得ポイント





50年代から活動し、スキャットを用いたコミカルなボーカル・スタイルと、巨漢を活かしたパワフルな歌声で人気を博したワシントン・D.C.出身のR&B~ソウル・シンガー、ピアノ+ドラム奏者/ビリー・スチュワートが、1956年にARGOレーベルからリリースしたシングルです。ロサンジェルスを中心にローカル・ヒットとなり、地元のヴァラエティーマガジンのセールスチャートでは25位内にランクインしました。

同時期にCHESSレーベルからもリリースされていますが、どちらが先のリリースであるかは不明です。当時の慣習から推測すれば、CHESSのサブレーベルであるARGO盤が先に出されてローカルヒットした後に、メインレーベルであるCHESS盤がプレスされ全米配給されたのではないかと考えられます。CHESS盤が先だという説もありますが真偽不明です。もしくは、プレス工場の違いで、西海岸ではARGO盤、中西部ではCHESS盤が同時期に製造されたという可能性もあります。実際に両者のマトリックス番号は異なります。



スチュワートが12歳のとき、弟のジョニー、ジェームス、フランクとともにザ・スチュワート・フォー・ブラザーズとして活動を始めました。彼はアームストロング高校を卒業し、その後フレンドシップ・アームストロング・アカデミーを卒業しています。スチュワートは、将来にソウルスターとなるドン・コベイ率いる、ワシントンD.C.のボーカル・グループ/ザ・レインボウズ(後のザ・マーキーズ)で代役を務めました。スチュワートがもう一人の歌手志望であったマービン・ゲイと出会ったのはザ・レインボウズを通じてでした。


The Marquees

R&B歌手のボ・ディドリーは、ワシントンD.C.でピアノを弾いているスチュワートを発見し、バック・ミュージシャンの一人に誘ったとされています。これによって、1955年にボ・ディドリーが所属していたCHESS/CHECKER/ARGOレーベルを紹介されレコーディング契約が結ばれ、ボ・ディドリーと彼のバンドはスチュワートの1956年のデビューシングル曲「ビリーズ・ブルース」のレコーディングで演奏しました。


Bo Diddley's Band

特徴的なギターを弾いているはボ・ディドリーもしくは、ジョディー・ウィリアムズによるものとされており、どちらかではあると思われますが、これまた真偽は不明です。作者がジョディー・ウィリアムズなので、ウィリアムズである可能性が高いです。


Jody Williams

このギターリフは1957年のミッキー&シルヴィアによるR&Bヒット「ラヴ・イズ・ストレンジ」に流用されました。



裏面は若干マイナー調に変更された別バージョンで、スチュワートのボーカル・バージョンです。こちらもボ・ディドリーのバンドが演奏するブルース・ルンバのリズムをバックに、独創的かつ味のあるボーカル・スタイルを披露する2サイダー盤です。

コンディション:VG/VG/RW
マトリックス番号:45-6071 9257 / 45-6072 9259

アーティスト【ビリー・スチュワート】





R&B~ソウル・シンガー、ピアノ+ドラム奏者。1937年ワシントン・D.C.生まれで、1970年に交通事故が原因で死去。12歳の時に兄弟で結成したザ・フォー・スチュワート・ブラザーズ(The 4 Stewart Brothers)で歌い、地元ワシントンD.C.のラジオ局WUSTでは5年間自身らのレギュラー番組を持つ。R&Bグループ/ザ・レインボウズ(The Rainbows)にも時々参加し、その頃にドン・コヴェイやマーヴィン・ゲイ、ボ・ディドリーらと交流を持ち始める。その後シカゴに移り、1956年にボ・ディドリーが手がけたCHESSレーベルでのデビュー作「Billy's Blues」はロサンジェルスでローカルヒットを記録。その後OKEHレーベルにも録音し、1962年には再びCHESSレーベルに戻る。シカゴ・ソウルジャズをバックにした「Summertime」や「Secret Love」といった豪快なジャンプナンバーや、「I Do Love You」、「Sitting in the Park」といった美しいバラードをヒットさせ有名になる。スキャットを用いたコミカルなヴォーカルスタイルと、巨漢を活かしたパワフルな歌声で人気を博した。