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Oldies 45

Bill Justis - Raunchy / The Midnite Man

1957 USA Original 45rpm Record [PHILLIPS INTERNATIONAL/3518]

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60年代はナッシュヴィルにてプロデューサーとして活躍し、ロニー&ザ・デイトナス他を手掛けた事でも知られるロックンロール・ミュージシャン、作曲家、音楽プロデューサー、アレンジャー/ビル・ジャスティスが、1957年にPHILLIPS INTERNATIONALレーベルからリリースしたシングルです。

サム・フィリップス・プロデュースによる作品です。


Sam Phillips (right)

ビルボード・ホット100チャートで2位、ビルボード・R&Bチャートで1位、ビルボード・カントリーチャートで6位を記録し、グラミー賞を受賞しました。1958年には英国シングルチャートで11位に達しました。

シドニー・マンカーが共同執筆したインストゥルメンタル作品です。トワングギターのエフェクトを使用した最初のロックンロール・ソングの1つでした。ロカビリー調のインストルメンタル・ナンバーで、特徴のあるギターのリフとサックスがメロディーを奏でる50's ロックンロール・インストゥルメンタルのマスターピース!

本作のヒット後すぐに、ギタリストのデュアン・エディーとプロデューサーのリー・ヘーズルウッドは、そのスタイルを究極のレベルまで発展させることに専念しました。彼らは録音の残響を大幅に強化し、暗闇の様なリードギターサウンドを作成し、1958年に「レベル・ラウザー」を完成させて大ヒットさせました。


Duane Eddy



1957年、ビリー・ヴォーン楽団がカバーしました。


Billy Vaughn



1957年、アーニー・フリーマンがカバーし、フリーマンのバージョンはソロアーティストとしの最大の成功となり、ビルボードホット100チャートで4位、R&Bシングルチャートで1位、1958年にカントリーシングルチャートで11位に達しました。

Ernie Freeman



1958年、当時14歳だったジョージ・ハリソンが、リバプールのバスのトップデッキで同乗していたジョン・レノンとポール・マッカートニーの為に本作を演奏し、それがきっかけで、ジョージは年下でしたが、彼らのバンド/ザ・クアーリーメン(The Quarrymen:ザ・ビートルズの母体)のメンバーとして誘い入れるきっかけになったという逸話もあります。このエピソードだけでも、本作がロック史における重要曲であると言えるひとつの証左です。1994年に『ビートルズ・アンソロジー・プロジェクト』に取り組んでいる間に、生き残った3人のビートルズ(ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スター)のメンバーがジャムセッション中に本作を演奏した記録も残されています。


The Quarrymen



裏面はボーカル入りのアップテンポ・ロカビリー作品です。

コンディション:VG++/VG+
マトリックス番号45-P-309 / 45-P-310

アーティスト【ビル・ジャスティス】



ロックンロール・ミュージシャン、作曲家、音楽プロデューサー、アレンジャー。1926年アラバマ州バーミンガム生まれでメンフィス育ち。1982年にナッシュヴィルで死去。本名 William E. "Bill" Justis Jr. 。自己名義の録音はサム・フィリップスのPHILLIPS INTERNATIONALレーベルにあり、1957年に「Raunchy」がナショナルヒットを記録しグラミーを受賞した。1961年にナッシュヴィルに移りポップスとカントリーのプロデュース業に専念し、1964年にはロニー&ザ・デイトナスを育てあげ「G.T.O.」他をヒットさせている。