Tommy Hunt - Human / The Parade Of Broken Hearts

名ドゥーワップ・グループ／ザ・フラミンゴスに参加した事でも知られるピッツバーグ出身のR&B～ソウル・シンガー／トミー・ハントが、1961年にSCEPTERレーベルからリリースしたシングルです。ルーサー・ディクソン・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高48位、R&Bチャートで最高5位を記録しました。本来B面扱いの作品でしたが、ニューヨークで活躍した人気DJのジョッコ・ヘンダーソンが本作を気に入りプレイし、ベストセラーとなったという経緯がある作品です。

ルーサー・ディクソンが書いたバラード曲を、上質なオーケストラサウンドに乗せて、味わい深いボーカルで歌い上げる60's R&B～アーリーソウル・クラシックス。1961年という時期に、のちのニューヨーク・ポップ・サウンドを凝縮したような作風として仕上がった名作中の名作です。

裏面も上質なアップタウンR&B・バラードです。

オリジナル・カンパニースリーヴ付きです。

コンディション：VG(+)/VG(+) マトリックス番号：1219-A BellSound / 1219-B BellSound

アーティスト【トミー・ハント】



R&B・シンガー。1933年ペンシルヴァニア州ピッツバーグ生まれ。本名チャールズ・ジェームス・ハント（Charles James Hunt）。1953年にザ・ファイヴ・エコーズ（The Five Echoes）という自身のR&B・グループを結成し活動しておりSABREレーベルに録音をする。その後1957年からはザ・フラミンゴス（The Flamingos）にジーク・ケイリー（Zeke Carey）の後釜として参加し、1960年までDECCA, ENDレーベルでの録音に多数参加した。1961年からはトミー・ハントの芸名でソロとなり、ニューヨークのSCEPTERレーベルと契約。以降「Human」や「I Just Don't Know What to Do with Myself」といった都会的なサウンドのポップR&Bでヒット連発し、ニューヨークの名門アポロ・シアターのレギュラー公演でも活躍した。1965年以降はATLANTIC, CAPITOL, DYNAMOレーベルに録音を残している。