The Impressions - People Get Ready / I've Been Trying
1965 USA Original 45rpm Record [ABC PARAMOUNT/45-10622]
- Normaler Preis
- ¥4,800 JPY
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- Verkaufspreis
- ¥4,800 JPY
- Grundpreis
- pro
カーティス・メイフィールドが生み出したクリエイティヴな音楽性や、ブラック・プライドという指標で強い影響力を持った、シカゴ出身のR&B~ソウル・グループ/ジ・インプレッションズが、1965年にABC PARAMOUNTレーベルからリリースしたシングルです。
カーティス・メイフィールド・プロデュースによる作品です。
ビルボード・ホット100チャートで最高14位、ビルボード・R&Bチャートで最高3位を記録しました。
1998年にグラミー賞の殿堂入りを果たしました。ローリング・ストーン誌は史上最高の曲のランキングで24番目に挙げ、最も偉大なギター・トラック100曲のリストでも20位に挙げました。2021年、ローリングストーン誌が選ぶ「ザ・500・グレーテスト・ソングス・オブ・オール・タイム」のリストで122番目にランクしました。ロックンロールの殿堂が選定する「ロックを形作った500曲」に含まれています。音楽雑誌モジョ(Mojo)の企画で、ポール・マッカートニー、ブライアン・ウィルソン、ハル・デヴィッドを含む20人のソングライターからなる選定によるオールタイム・ベスト・ソングのトップ10の1つに選ばれました。2015年、「文化的、歴史的、または芸術的に重要」という観点から、期限付きで全米録音登録簿に保存されるよう選ばれました。
アルバム『ピープル・ゲット・レディ』のタイトル・トラックです。
カーティス・メイフィールドがゴスペルの影響を受けて書いた曲で、彼の社会的および政治的意識の高まりを示したものでした。曲は、「ウェイド・イン・ザ・ウォーター」、「ザ・ゴスペル・トレイン」、「スウィング・ロウ、スウィート・チャリオット」など、電車のイメージを使用したアフリカン・アメリカンのフリーダムソングの長い伝統に基づいており、この考えは、人が死ぬと魂は死後の世界へ旅立つというスピリチュアリストの考えに由来しています。そういった教会からのメッセージからインスピレーションを受け、「隠れる場所がないから乗り込む」といった曲に仕上げたとメイフィールド自身が語っています。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは公民権運動の非公式賛歌と名付け、人々を行進させたり、人々を落ち着かせ慰めたりするためによく「ピープル・ゲット・レディー」を使用しました。
Martin Luther King Jr.
サム・クックの「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」と同様に、公民権運動の盛り上がりにも同調し、1960年代のアメリカの出来事を象徴する一曲として人々の心に刻まれています。
この曲はクラシックとなり、音楽ジャンルや国籍を超えてカバーされました。
また、ジャマイカのボブ・マーリーが発表した名作中の名作「ワン・ラヴ」においては、本作からのメロディーと、同じくジ・インプレッションズの「ネヴァー・トゥー・マッチ・ラヴ」の一部が流用されています。
ボブ・マーリーは、1977年に「ワン・ラヴ」をさらにアレンジしたレゲエの名作「ワン・ラブ/ピープル・ゲット・レディ」を発表しました。
裏面も「私は挑戦し続けた」というメッセージ性のあるバラードとなる2サイダー盤です。
レーベルに擦れありますが、盤面は綺麗です。オリジナル・カンパニースリーブ付きです。
コンディション:VG++/VG++/TROL マトリックス番号:ABC-12353-1A BellSound / ABC-12148-1A BellSound |
アーティスト【ジ・インプレッションズ】
R&B~ソウル・ボーカル・グループ。シカゴ・ソウル。ジェリー・バトラー(1939年ミシシッピ州サンフラワー生まれでシカゴ育ち)が、カーティス・メイフィールド(1942年シカゴ生まれ)と共に在籍していたゴスペル・グループ/ノーザン・ジュビリー・ゴスペル・シンガーズ(Northern Jubilee Gospel Singers)から独立し、テネシー州チャタヌーガ出身のR&Bグループ/ザ・ルースターズ(The Roosters)のメンバーであったサム・グッデン(Sam Gooden)、リチャード・ブルックス(Richard Brooks)らと共に、1958年頃にシカゴでジェリー・バトラー&ジ・インプレッションズ結成。1958年にVEE-JAYレーベル傍系のFALCON/ABNERレーベルと契約し録音/発表された「For Your Precious Love」がナショナルヒットを記録。同時期にSWIRL, BANDERA, 20th CENTURY-FOXレーベルにも録音を残す。1962年にリードを担当していたジェリー・バトラーがソロ歌手として独立する為にグループを脱退したのをきっかけに、グループ名をジ・インプレッションズとして引き続き活動を継続させる。ここからはカーティス・メイフィールドを中心にした新生グループとして体制を立て直し、ABC PARAMOUNTレーベルと契約。そして「Gypsy Woman」、「It's All Right」、「Keep on Pushing」、「People Get Ready」といったヒットを連発していく事となる。以降はCURTOMレーベルにも録音がある。カーティス・メイフィールドが生み出したクリエイティヴな音楽性や、ブラック・プライドという指標は強い影響力を持ち、特にジャマイカのボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズを筆頭とする当時のジャマイカ音楽=ロックステディーにもそのスタイルが受け継がれたと言われています。カーティスは1970年にグループを脱退してソロになり、以降グループはメンバーチェンジをしながら2010年代以降も活動中である。