The Four Pennies - My Block / Dry Your Eyes

ザ・シュレルズのコーラス・スタイルを受け継ぎ、多くのヒットを放ち、60年代を代表するガール・グループとなったニューヨーク・ブロンクス出身のガール・ポップ・グループ／ザ・シフォンズが、ザ・フォー・ペニーズ名義を用いて、1963年にRUSTレーベルからリリースしたシングルです。

ザ・トーケンズのブライト・チューンズ・プロデュースによる作品です。


The Tokens

ビルボード・ホット100チャートで最高67位を記録しました。

ジミー・ラドクリフ、カール・スペンサー、バート・バーンズが共作した曲で、おそらくザ・クリスタルズの「Oh Yeah, Maybe Baby」に影響をうけたと思われるドゥーワップ調のバラードです。

サミー・ロウが指揮する上質なオーケストラサウンドをバックに、ドゥーワップ・スタイルのコーラスで歌う60's ガールズ・ポップ・クラシックです。アレンジにはフィル・スペクターっぽい雰囲気が散りばめられており、「Oh Yeah, Maybe Baby」に挑戦したともいえる前衛的な作品です。

裏面は、フィル・スペクターのシングル販売方法に倣い、B面用のインストゥルメンタル・ナンバーがカップリングされております。

アーティスト【ザ・シフォンズ】



女性R&B～ガール・ポップ・グループ。1960年にニューヨーク・ブロンクスにあるジェームス・モンロー高校に通う友人同士で結成。1963年にザ・フォー・ペニーズ（The Four Pennies）名義でRUSTレーベルに初録音した「My Block」がナショナルヒットを記録。その直後にグループ名をザ・シフォンズに改め、LAURIEレーベルよりリリースされた「He's So Fine」が大ヒットとなる。その後も同レーベルで「One Fine Day」や「Sweet Talkin' Guy」等のヒット曲を1966年頃まで連発している。ザ・シュレルズから影響を受けたドゥーワップやゴスペルのコーラスを技巧的に応用し、華やかなサウンドを作り上げた名グループである。