The Chiffons - Nobody' Knows What's Goin' On (In My Mind But Me) / Did You Ever Go Steady?

ザ・シュレルズのコーラス・スタイルを受け継ぎ、多くのヒットを放ち、60年代を代表するガール・グループとなったニューヨーク・ブロンクス出身のガール・ポップ・グループ／ザ・シフォンズ、1965年にLAURIEレーベルからリリースしたシングルです。

ザ・トーケンズのブライト・チューンズ・プロデュースによる作品です。


The Tokens

ビルボート・トップ100チャートで最高49位を記録しました。

グループは1963年～1964年にかけていくつかのヒットを飛ばした後に成績が不調となり、そこで、それまでのスタイルとは異なったアプローチで挑んだ意欲作が本作となりました。

ボーカルのエコーが特徴的なアレンジで、バッキングもコーラスも一筋縄ではいかない複雑性を持ち、全体的にサイケデリック感のあるサウンドで時勢に応えた60's ガールズ・ポップ・クラシックです。

2005年にUS RHINOレーベル編集によるガールズポップの宝箱『One Kiss Can Lead to Another: Girl Group Sounds Lost and Found』にも漏れなく収録された名作です。

裏面はシフォンズらしいキャッチーなガールズ・ポップとなる2サイダーで、こちらもおすすめです。

アーティスト【ザ・シフォンズ】

女性R&B～ガール・ポップ・グループ。1960年にニューヨーク・ブロンクスにあるジェームス・モンロー高校に通う友人同士で結成。1963年にザ・フォー・ペニーズ（The Four Pennies）名義でRUSTレーベルに初録音した「My Block」がナショナルヒットを記録。その直後にグループ名をザ・シフォンズに改め、LAURIEレーベルよりリリースされた「He's So Fine」が大ヒットとなる。その後も同レーベルで「One Fine Day」や「Sweet Talkin' Guy」等のヒット曲を1966年頃まで連発している。ザ・シュレルズから影響を受けたドゥーワップやゴスペルのコーラスを技巧的に応用し、華やかなサウンドを作り上げた名グループである。