The Bobbettes - Mr. Lee / Look At The Tears
1957 USA Original 45rpm Record [ATLANTIC/45-1144]
- Normaler Preis
- ¥1,400 JPY
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- Verkaufspreis
- ¥1,400 JPY
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- pro
50年代には数少なかったティーネイジ・ガール・グループとして活躍した、ニューヨーク・ハーレム出身の少女R&B・グループ/ザ・ボベッツが、1957年にATLANTICレーベルからリリースしたシングルです。
ビルボード・トップ100チャートで最高6位、ビルボード・R&Bチャートで1位、カナダのCHUMチャートで1位を記録しました。最終的に200万部のコピーを売り上げ、ザ・ボベッツはATLANTICレコードからプラチナレコードを授与されました。ビルボードが選定する「史上最高のガールグループ100曲」のリストで79位にランクされています。
「ミスター・リー」は、グループのメンバーの学校の教師について書かれました。元々の歌詞は「最も醜い教師」でしたが、ATLANTICレコードの幹部の要求で歌詞は書き直され、「最もハンサムな教師」という歌詞に変更されてラブソングになりました。教師をディスる曲から間逆の内容となったという事です。曲はブルースのシーケンス(配列)を中心に構築されており、ブギウギの音楽とテナーサックスのキング・カーティスが演奏しています。
ラテン調の軽快に跳ねたリズムに乗せたキャッチーなメロディーを、エマ・ポウとレザー・ディクソンの力強いボーカルで歌いコーラスがハモ50's R&B~ルンバ・ドゥーワップ!
またソウルミュージックが芽生えた最初の一曲とも言われるのと同時に、ダーレン・ラヴ等の60's ガールズポップのルーツとしても重要視される名作です。ソウルミュージックとポップスが分岐した原初的なポイントであると言えます。
1959年、ザ・ボベッツはATLANTICレコードで「ミスター・リー」へのアンサーソング「アイ・ショット・ミスター・リー」を録音しましたが、「ミスター・リーを銃で撃った」という過激な内容に眉をひそめたATLANTIC側がお蔵入りを決定しました。しかしザ・ボベッツは翌年になってTRIPLE-Xレーベルで曲をやり直しリリースされ、それはビルボードホット100チャートで52位のピークに達しました。するとATLANTICレーベルが著作権侵害でTRIPLE-Xレーベルを訴えた、1960年7月に訴訟が宣言されています。判決は、TRIPLE-X録音のコピーの差し押さえを命じられました。そして後追いでATLANTICレーベルは「アイ・ショット・ミスター・リー」をリリースしましたが、そちらはヒットに至る事はありませんでした。
1957年にはFEDERALレーベルでケニー・マーティンによるアンサーソングが誕生しています。
1988年にダイアナ・ロスによるカバーが、英国シングルチャートで58位でピークに達しました。
1982年の映画『スタンド・バイ・ミー』に挿入された他、1987年の映画『ビッグタウン』にも挿入されました。
裏面曲はラテン調のドゥーワップで、こちらも注目のルンバ・ドゥーワップとなる2サイダーです。
コンディションVG-評価の傷盤ですが、A面の音質はVG並みで、全体を通して終始良い感じに鳴ります。実際のレコードから録音・作成した試聴音源をお試しくださいませ。
コンディション:VG-/VG-/SOL/WOL マトリックス番号:45-A-2422-1 / 45-A-2425-2 |
アーティスト【ザ・ボベッツ】
女性R&Bグループ。1955年にニューヨーク・ハーレムで結成されたザ・ハーレム・クイーンズ(The Harlem Queens)というグループが前身で、ブラックミュージックの名門アポロ・シアターのアマチュアナイトに出演したのをきっかけに注目される。50年代には数少なかったティーネイジ・ガール・グループで、1957年にATLANTICレーベルより「Mr.Lee」が大ヒットし有名になりました。リード・シンガーであるエマ・ポウ(Emma Pought)のパワフルなボーカルは、ソウルミュージックの息吹を感じさせる歌唱力として評価されている。他にはTRIPLE-X, DIAMOND, RCA VICTOR, MAYHEW等のレーベルに録音があり、グループは1974年頃まで活動している。