Small Faces - Here Come The Nice / Talk To You [UK]

高い音楽性と本物のモッズ・バンドとして人気を博したブリティッシュ・ビート・グループ／スモール・フェイセスが、1967年6月2日にUK IMMEDIATEレーベルからリリースしたシングルです。

スティーブ・マリオットとロニー・レーン・プロデュースによる作品で、英国ディスク＆ミュージック・エコートップ30チャートで最高10位、UKメロディーメーカーポップ30チャートで最高8位、英国ニュー・ミュージカル・エクスプレストップ30チャートで最高10位、英国レコード小売店チャートで最高12位、西ドイツメディアコントロールシングルチャートで最高24位を記録しました。

ギタリストのスティーブ・マリオットとベースギタリストのロニー・レーンによって書かれた曲です。スモール・フェイセスの最も有名なレコーディングの一つとなり、これはバンドのキャリアにとって明確なターニングポイントとなり、彼らが意図的にサイケデリック・サウンドに挑戦した最初のシングルとなしました（以前DECCAレーベルでいくつかのアルバム曲では行っていましたが）。麻薬密売人に関するでしたが、どういうわけかBBCの検閲を回避し、BBCはこの曲を禁止しませんでした。レコーディングはバーンズのオリンピックスタジオで録音されました。

サイケデリックでありながらソウルフルで、しかもポップで簡潔に仕上がった60's ブリティッシュ・ロック・クラシックスです。実用的な音響効果と非実用的な音響効果の両方が、スモール・フェイセスのスタジオ・ミュージシャンとしてのキャリアの出発点となり、バンドが録音した最高のシングルの1つとして賞賛される名作です。

裏面はブルージィなロック・ナンバーです。

アーティスト【スモール・フェイセス】







ブリティッシュ・ビート・グループ。1965年にイギリスのイースト・ロンドンで、スティーヴ・マリオット、ロニー・レーン、ケニー・ジョーンズ、ジミー・ウィンストンを中心に結成された。ジミーに代わりイアン・マクレガンが加入し、本物のモッズによる、本物のモッズ・バンドとして人気を博す。1967年にUK DECCAレーベルと契約し、「Whatcha Gonna Do About It」「Sha-La-La-La-Lee」の二曲がヒットを記録。1967年～1968年の間にはIMMEDIATEレーベルに移籍し、「Itchycoo Park」「Tin Soldier」がヒットしている。その後ハンブル・パイを結成するべくスティーヴ・マリオットはバンドを脱退し、ロッド・スチュアートとロン・ウッドを新メンバーとして迎え、フェイセズとして再始動している。モッズ・カルチャーのアイコンとしての人気があるだけでなく、音楽性も最高に素晴らしくUKロックのルーツとして崇拝者が多い人気グループである。