Plastic Ono Band - Give Peace A Chance / Remember Love

ビートルズとしても、またソロシンガーとしても音楽界に多大な功績を残した、イギリス出身の伝説のシンガー・ソングライター、ギタリスト／ジョン・レノンが、1969年7月4日にイギリスでリリースし、数日後の1969年7月7日にアメリカのAPPLEレーベルからリリースしたシングルです。プラスティック・オノ・バンド名義で発表した記念すべきソロ第一弾作品です。アルバムには未収録作品でした。

ビルボード・トップ100チャートで14位、米国のキャッシュボックストップ100で11位、英国シングルスチャートで2位、オーストリアで2位、ベルギーで2位、カナダのRPMシングルチャートで8位、ドイツで4位、オランダで1位、ノルウェーで11位、スイスで4位にそれぞれ達しています。日本では邦題「平和を我等に」として知られています。ロックンロールの殿堂が選ぶ「ロックンロールを形成した500曲」のひとつに選ばれています。

ジョン・レノンによって書かれた反戦の歌で、実質的にレノンが最初にリリースしたソロ作品です。ベトナム戦争に対する反戦歌・平和のメッセージソングとして話題となりました。1969年6月1日にカナダ・モントリオールのクイーンエリザベスホテルで、レノンとオノの「ベッドイン」新婚旅行の間に録音されました。



記者から、ベッドに滞在して何を達成しようとしていたのかと尋ねられたとき、レノンは自発的に「平和のチャンスを与えてください」と答えています。そしてレノンは記者であるデレク・テイラーに録音エンジニアを探すよう依頼しました。1969年6月1日、モントリオールのクイーンエリザベスホテルのルーム1742に、モントリオールのローカルレコーディングスタジオの所有者であるアンドレ・ペリーが到着し、4台のマイクと4トラックテープレコーダーの簡単なセットアップを持ち込みました。レコーディングセッションには、ティモシー・リアリー、ラビ・アブラハム・ファインバーグ、ジョセフ・シュワルツ、ローズマリー・ウッドラフ・リアリー、ペトゥラ・クラーク、ディック・グレゴリー、アレン・ギンズバーグ、ロジャー・スコット、マレー・ザ・K、デレク・テイラーなど、多数のジャーナリストとさまざまな有名人が参加しました。レノンはアコースティックギターを演奏し、スマザース・ブラザーズのトミー・スマザーが参加しました。

裏面はオノ・ヨーコのリードによるバラードです。

アーティスト【ジョン・レノン】







John Winston Ono Lennon MBE (born John Winston Lennon; 9 October 1940 Liverpool, England - 8 December 1980 New York City, United States) シンガー・ソングライター、ギタリスト。1960年代に伝説的な成功を収めたロックバンド、ザ・ビートルズを立ち上げたリーダーとして知られる。ポール・マッカートニーと「レノン＝マッカートニー」として作曲家コンビを組み、大半の楽曲を製作し、ポールと共にメイン・ボーカルを務めた。1970年のビートルズ解散後はアメリカを主な活動拠点とし、ソロ・アーティストとして、また妻で芸術家のオノ・ヨーコと共に平和運動家としても活動した。1975年から約5年間音楽活動を休止した後、1980年12月8日にニューヨークの自宅アパート「ダコタ・ハウス」前においてファンを名乗る男性により銃で撃たれ亡くなった。「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第5位に選定された他、「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第38位、「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第55位、「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第5位に選定される。